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往年の名スピーカーを手に入れた気分が楽しめる――ペーパークラフトキット「iHorn Paragon」橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2015年04月01日 19時56分 公開
[橘十徳ITmedia]
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iPhone6をケースを付けたままセット可能

 左右の大型パーツを組み合わせて連結し、カバーをかぶせればスピーカー本体は完成。次はiPhoneをセットするスタンドを取り付ける。

中央部が完成

 iPhoneケース部は幅に少し余裕があるので、ケースなどに入れた状態でも無理なく収納できる。ただしサイズとしてはiPhone6よりわずかに大きいくらいで、iPhone6 Plusが入れられるほどは大きくない。ケースの底部にはiPhoneのスピーカーの位置に合わせて穴が空いており、ここから音が通る仕組みになっている。

左右パーツを連結

 なお、ケース部にはiPhone6用とiPhone5/5s用の2種類のスペーサーが付属しており、使う機種によって使い分けられる。また、本体の下部にはケーブルを通す穴も空いているので、充電ケーブルなどを通すことができる。

iPhoneスタンド部を取り付けて完成

 iPhone6/5/5s以外のスマートフォンもサイズが範囲内であれば入れることは可能だろうが、スピーカーの位置が異なると音がこもってしまう可能性もある。

 iPhoneケース部の取り付けが終わったら、前面カバーを取り付けて、あとは脚部やフロントローディングホーンなどのディティールを取り付ければ完成だ。筆者の場合、ゆっくり組み立てて完成までに約2時間かかった。

音が左右に広がって立体的に

 完成したiHorn ParagonにさっそくiPhone6を取り付けて音楽を再生してみたところ、iPhone6のままで鳴らしているときよりも左右への広がりが感じられた。音量アップの効果はあまり見られないが、音が立体的になる感じはする。ただし、紙の共振音が加わるのか、音そのものは濁った感じになる。音を優先するなら、iPhone6のスピーカーで直に聴くほうがいいという人もいると思う。

iPhoneをセットして音楽を再生

 というわけで、拡声器としての実力については期待しないほうがいいというのが正直なところ。ただし、ペーパークラフトとしては、Paragonという名スピーカーのフォルムをよく再現しており、ミニチュアとしての価値はあると思う。単にiPhoneを置くためのディスプレイ台として買っても、十分に元は取れると思う。

 完成したiHorn Paragonのサイズは実測で幅が約31センチ、高さが17センチ。ユニークなオブジェとして部屋に飾るには最適だし、もちろんParagonが好きなオーディオマニアにもおすすめだ。かつて憧れた名スピーカーのミニチュアを手にして、さまざまな角度から眺めてみてはいかがだろうか?

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