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まとめ
» 2015年05月16日 00時47分 公開

ポータブルオーディオにも広がる「バランス駆動」って?――仕組みや端子の種類をまとめてみた (2/3)

[山本敦,ITmedia]

4極2.5ミリプラグ

Astell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK240」は2.5ミリ 4極プラグによるバランス接続に対応。リケーブルも多く製品化されている

 4極の2.5ミリ(ミニミニ)プラグを1基でバランス接続に対応するパターンもある。こちらはアンプではなくプレーヤーだが、Astell&Kern「AKシリーズ」の「AK240」などが対応していることから、さまざまなケーブルブランドからリケーブル製品も発売されている。AKシリーズから光デジタル入力した音声信号を、4極の2.5ミリ端子と後述する角型4ピン・マイクロ端子のいずれかでヘッドフォン・イヤフォンにバランス伝送ができるGloveAudio「THE Glove A1」などユニークな製品もある。ベンチャークラフトも「SoundDroid VANTAM」「Go-DAP BX」など同方式に対応するラインアップをそろえている。端子の形状がスリムなので、アンプもこれに伴い薄型で小さく、持ち運びやすいものが多い。反面、端子の強度などに課題があるともいわれている。

AKシリーズとの親和性が高いGloveAudio「THE Glove A1」。2種類のバランス接続端子を設ける

3.5ミリプラグ×2

ソニーのポータブルヘッドフォンアンプ「PHA-3」。3極の3.5ミリ(ミニ)プラグを左右2基使って、同社のヘッドフォンにバランス接続ができる

 3極の3.5mm(ミニ)プラグを左右2つ使う方式は、ソニーのDAC内蔵ヘッドフォンアンプの最新モデル「PHA-3」が提案するものだ。別売のバランスケーブル「MUC-S20BL1」を使えば、ソニーのプレミアムヘッドフォン「MDR-1A」を接続してバランス駆動によるサウンドが楽しめる。なお、フラグシップヘッドフォンの「MDR-Z7」、イヤフォンの「XBA-Z5」にはPHA-3にバランス接続するためのケーブルが付属してくる。現状はソニー同士の組み合わせでしか使えないバランス接続の方式かと思われたが、実はハイレゾプレーヤーの「PonoPlayer」には、3.5ミリの3極プラグ2基によるバランス駆動のサウンドが聴けるオプション機能が搭載されている。MDR-1Aなどソニーのバランス接続対応機との互換性もある。

2.5ミリプラグ×2

2極(モノラル)の2.5ミリプラグを左右2基使うユニークなラトックのポータブルヘッドフォンアンプ「REX-KEB03」

 2極(モノラル)の2.5mmプラグを左右2基、合計2本のケーブルでつなぐ方式はラトックのコンパクトなポータブルヘッドフォンアンプ「REX-KEB03」「REX-KEB02iP」などのモデルがあり、リケーブルも同社で扱っている。なお、2.5ミリ/3.5ミリ変換アダプターを使えば、先述したソニーの3極3.5ミリ×2のバランス接続に対応するヘッドフォンが接続できる。

角型4ピン・マイクロ端子

角型4ピン・マイクロ端子を搭載するALO Audioの「Rx Mk3-B+」、パイオニアの「XPA-700」

 角型4ピン・マイクロ端子を搭載する製品ついては、ALO Audioの「Rx Mk3-B+」や、Cypher Labsの「Theorem 720 DAC」「AlgoRhythm Duet」、パイオニアの「XPA-700」などの名前が挙げられる。端子の形状がコンパクトでポータブルオーディオ機器への搭載に適しているためか、さまざまなバランス接続の端子としては割と古株な方ではないだろうか。そのため対応するリケーブルも比較的種類が多のも特徴だ。

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