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ティアック、Hi-Fi専用アクティブサブウーファー「SW-P300」を6月中旬発売――バッフル面の向き変更可ハイレゾ時代に相応しいモデル

» 2015年05月28日 10時51分 公開

 ティアックは2015年5月27日、アクティブサブウーファー「SW-P300」を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は7万円前後(税別)。6月中旬に発売予定だ。本体は光沢のあるチェリー色のみ。染色した突板に多層塗装とバフ研磨を施した。

アクティブサブウーファー「SW-P300」

 SW-P300は、ハイレゾ時代のオーディオシステムに求められる「全周波数帯域においてキメの細かい音を再生できる環境」というコンセプトで開発された、小型スピーカーにマッチするHi-Fi専用設計のアクティブサブウーファー。

 200ミリ径コーン型ユニットは、インピーダンス8オーム、実用最大入力150ワット、定格入力80ワット(いずれも8オーム)。フットを付け替えることで、バッフル面の設置方向を正面または底面に変更できるコンバーチブル構造を採用しているのが特徴だ。

 アンプ部は定格72ワット、最大出力が91ワット(いずれも8オーム)で、同社製プリメインアンプ「AI-301DA」や「A-H01」で採用実績のあるデンマークICEpower製クラスDアンプ(50ASX2-SEをBTL構成にしたSW-P300専用パワーアンプモジュール)を採用。低発熱型でありながら、独自のHCOM(Hybrid feedback Controlled Oscillating Modulator)とMECC(Multivariable Enhanced Cascade Control)という2つの技術を用いた。具体的には、入力信号をパワー段に送るPWM(Pulse Width Modulation)変換時に発生する、信号劣化や原音とのズレを補正し、さらに出力段でアナログ信号に変換する際に、再度、原音とのズレを比較して最適なフィルター補正値を適用するなど、サブウーファー用アンプとしてはぜいたくな回路設計が施された。

正面(写真=左)、背面(写真=右)

 ローレベル入力はRCA×1、ハイレベル入出力はスクリュー式スピーカー端子×各1組。

 本体サイズは270(幅)×300(奥行き)×300(高さ)ミリ(バッフル正面時、フットやネット部を含む)、重量は約9.6キロ。電源コード、フロントグリル、グリル固定用ピン×4、アルミ製フット×4、ナイロンワッシャー×4、RCAオーディオケーブル(3メートル)、スピーカーケーブル(3メートル)×2、クリーニングクロス、取扱説明書が付属する。

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