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4K放送時代の便利アイテム――エイム電子のHDCP 2.2対応分配機「AVS-4K22-104」を試す(1/2 ページ)
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4K放送の本格化とネットによる配信が始まったことで、Blu-ray Discやハイビジョン放送のアップコンバート画像だけでなく、ネイティブな4K映像が家庭でも楽しめるようになった。AVセンターもHDMI ver.2.0への対応を果たし、4K信号の切替を可能にするが、そうした信号を複数出力することはほとんどの場合できない。
4K放送に加え、この年末に登場する4KのBDソフトの信号を複数出力するとなると、HDCP2.2にも対応しなくてはならないが、現状でそうした製品は存在しない。しかしながら業務用のフィールドでは展示会や店頭におけるデモンストレーションにおいて、4K信号を分配する必要性があることから、そうした機器の誕生が待ち望まれていたのである。
ところが実際に4K映像の分配器を作るとなると幾多のハードルを乗り越えなくてはならず、多くのメーカーが二の足を踏んでいた。それはHDMI ver.2.0対応に加えて、HDCP2.2をクリアすることが容易ならざる壁として待ち構えているからだ。
エイム電子が新製品として送り出す「AVS-4K22-104」は、いずれの課題をも克服した世界初の4K映像の分配器(1入力4出力)である。加えてプロフェッショナルなニーズにも応えられるよう、画質劣化なく4K信号を分配するだけでなく、安定して機器間の接続を可能にする高い信頼性を備えていることがこのモデルに大きな特徴だ。
エイム電子はITネットワークの構築業務を中核に周辺機器を開発するメーカーとして1983年に誕生した。当初は業務用途が中心だったこともあり、AVファンへの認知度はそれほど高くなかったが、HDMIケーブルの開発とともにその状況は一変した。今ではハイクオリティーなHDMIケーブルやLAN、USBケーブルをリリースし、国内はもとより海外からも高い評価を受ける、日本を代表するブランドである。4K映像の分配器以前にも2K映像の分配器やセレクターを製作し、コンシューマーだけでなくプロの世界からもその物づくりには高い信頼が寄せられている。
「AVS-4K22-104」は、そうした物づくりを行ってきた彼らのノウハウが詰まった製品だ。4K映像の分配を行うため、この小さな筐体(きょうたい)に専用のICを6基搭載。入力用、分配用、出力用にそれぞれあてがって、HDCP2.2の信号を受信したのち分配し、再度HDCP2.2で送信するという“力技”ともいえる方法がとられている。
HDCP2.2に対応しなければ、4K映像の分配はそれほど難しいことではないということだが、それではハリウッドを中心とするコンテンツ業界の理解を得ることはできない。4K放送や次世代のパッケージメディアには通用させるためにもこうしたアプローチは必須だったということである。
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潮晴男の「旬感オーディオ」
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