ITmedia NEWS >

TADの「Evolution」シリーズが“MK2”に進化――シンプルなシステム構成が可能にアートな限定スピーカーも登場(1/2 ページ)

» 2015年08月28日 18時37分 公開
[ITmedia]

 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(以下、TAD)は8月28日、「Evolution」シリーズの新製品として、ディスクプレイヤー「TAD-D1000MK2」、パワーアンプ「TAD-M2500MK2」、スピーカーシステム「TAD-CE1K-KJ」を発表した。9月中旬から順次発売する。

奥からスピーカーの「TAD-CE1K-KJ」、パワーアンプ「TAD-M2500MK2」、ディスクプレイヤー「TAD-D1000MK2」

型番 概要 カラー 希望小売価格(税別) 発売時期
TAD-D1000MK2-K ディスクプレイヤー ブラック 160万円 9月中旬
TAD-D1000MK2-S ディスクプレイヤー シルバー 160万円 9月中旬
TAD-M2500MK2-K 2chパワーアンプ ブラック 168万円 9月中旬
TAD-M2500MK2-S 2chパワーアンプ シルバー 168万円 9月中旬
TAD-CE1K-KJ スピーカーシステム ブラック 84万円(1本) 11月中旬

 「TAD-D1000MK2」は、2013年に発売したCD/SACDプレイヤー「TAD-D1000」に電子ボリュームを追加した。パワーアンプと直接接続し、「プリアンプを介さないシンプルな構成のシステムができる」(同社)。また電源トランスの容量アップなど電源回路を改良。新開発のインシュレーターを採用するなど細部をブラッシュアップしている。目指したのは「中低域の濃厚さ、低域の量感アップ」という。

ボリュームボタンはフロントパネル左側にある

新開発インシュレーターの構造。従来は鋳鉄製だったが、今回はクロモリ鋼のスパイクを使用している

 一方の「TAD-M2500MK2」は、2010年に発売したパワーアンプ「TAD-M2500」の進化版。電源回路やスピーカー出力回路を低インピーダンス化するチューニングを施すとともに「TAD-D1000MK2」と共通の新型インシュレーターを採用した。また外観イメージを合わせるため、トッププレートの表面処理をヘアライン加工に変更している。

トッププレートの表面処理をヘアライン加工に変更

 スピーカーの「TAD-CE1K-KJ」は、昨年リリースした「TAD-CE1」のカラーバリエーションだ。同軸スピーカーユニット「CSTドライバー」やエンクロージャーの両サイドに設けたスリット状のバスレフポートなどが特徴。今回はエンクロージャーの全周を高光沢のピアノブラック塗装を施し、サイドに装着しているアルミパネルもつや消し黒で仕上げた。なお、同社では「TAD-D1000」「TAD-M2500」オーナーに向けてMK2へのバージョンアップサービスを提供する計画だ。

バージョンアップサービスの内容

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.