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TADの「Evolution」シリーズが“MK2”に進化――シンプルなシステム構成が可能にアートな限定スピーカーも登場(2/2 ページ)

» 2015年08月28日 18時37分 公開
[ITmedia]
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「TAD-CE1」のアーティスティックな限定バージョンも

 あわせて同社は「TAD-CE1」の特別バージョン4種も発表した。このうち2モデルはサイドパネルに高級漆器などに用いられる漆塗りのパネルを採用。ほかの2モデルはアルミ加工製品を数多く手がける米Neal Fearで製造した創作的なデザインのアルミパネルを採用している。

漆塗りパネルの2種

漆の上に銀箔をおき、漆が固まる際に銀箔をひき裂いて生じる自然の模様を利用した

 漆塗りのパネルは、町田市に工房を持つDucoと手を組んで製作したもの。漆の上に銀箔をおき、漆が固まる際に銀箔をひき裂いて生じる自然の模様を利用している。このため同じ模様の製品は存在しないという。「われわれのMade in Japanという強力な武器を目に分かるかたちで表現したかった。伝統的な手法を使いながらアバンギャルドに仕上げた」(同社)。

 一方のNear Feayは、ルイ・ヴィトンやディオールなどのモダンな作品も手がける著名なアルミ加工会社だ。「金属加工も得意だが、社内にデザイン部門を持ち、アーティストの支援も行っている会社。今回はサイドパネルをキャンパスにした」。突起が並ぶサイドパネルは、見る角度や光のあたり方で見え方が変わるという。

Near Feayがデザインしたアルミパネル

上から見たところ

 価格は、漆塗りが1本140万円、Neal Fearデザインは1本120万円となっている。各モデル全世界10ペア(20本ずつ)の台数限定モデルとして10月から受注生産を開始する。「ハイエンドオーディオの世界は知らないが、経済的な余裕のある音楽ファンにアピールしたい」(同社)

価格表

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