日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)は9月24日、4K専門チャンネル「ケーブル4K」の放送を12月1日の11時に開始すると発表した。日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)が企画し、日本デジタル配信が運営する。
ケーブルテレビ業界初の”全国統一編成”。全国のケーブルテレビ事業者が制作する地域に密着した番組のほか、日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)が地域のケーブルテレビ事業者と共同で制作している「けーぶるにっぽん」シリーズなどを放送する。また、チャンネル銀河、ファミリー劇場、ヒストリーチャンネル などの専門チャンネルを運営している番組供給事業者が制作する、趣味、スポーツ等、エンターテインメント性の高い番組もあわせて配信する予定だ。
放送時間は、毎日6時〜24時まで1日18時間。JCTAによると9月24日現在、110社を超えるケーブルテレビ事業者がケーブル4K採用の意向を示しているという。12月1日の開局時には、J:COMなど全国39事業者が放送をスタートする。
なお、視聴には各CATV事業者の当該サービスへの加入と4K対応セットトップボックス(STB)のほか、HDMI2.0/HDCP 2.2対応の4Kテレビが必要になる。J:COMの場合、4K対応STBは月額1300円でレンタルできる(税別、2年契約の場合)。
ケーブル4Kの12月の主な放送番組は以下の通り。
長野県飯山市に「高橋まゆみ人形館」を構え、全国の巡回展や写真著作集も絶大な人気を誇る人形作家・高橋まゆみ氏の作品を通じ、人形と飯山の風景が作り出す「究極の心の癒し」を伝える。
江戸時代末期に登場して以来、今も伝統の指物、漆塗り、金具細工の技を駆使して作られている仙台箪笥(たんす)。伝統を重んじながらも新しいものを取り入れる華やかさ「伊達文化の粋」を伝える。
ド迫力のアクションと手に汗握るストーリーで一世を風靡(ふうび)したドラマ「西部警察」。伝説の全国縦断ロケでは地元ファンも石原軍団として活躍した。そして今、大門軍団の団長・渡哲也の提案で、当時のロケ現場と人を4K撮影で巡る新たな全国縦断の旅が始まった。
東京・永田町に鎮座する日枝神社。徳川家ゆかりの名品や月光の下で格調高い雅楽を奏で美しい巫女舞を奉納する仲秋管絃祭など、その魅力を精細かつ鮮やかな4K映像で提供する。
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