最新の「デュアルバーチャルウォール」は、ハイエンドモデル「ルンバ980」に付属しているスリムなタイプだ。ルンバ980は内蔵のカメラを使って室内のマッピングを行い、自らの力で複数の部屋を掃除してまわることができる。つまりロボット掃除機自体の機能向上によってライトハウス機能を使う必要がなくなり、バーチャルウォールもシンプルになった。
「デュアルバーチャルウォール」には2つの動作モードがある。まず「バーチャルウォールモード」では、設定した方向に約3メートルの見えない壁を作り出し、ルンバがその先に進入することを防ぐ。一方、新機能の「ヘイローモード」は、設置した場所を中心に半径60cmの円形に進入不可エリアを形成することができる。例えば鉢植えやペットのエサ皿など、動かしたくないけれどルンバにぶつかってほしくないモノがあるときに便利だ。
設置時に注意したいのは、 「赤外線を阻害する置き方をしないこと」(山内氏)。例えば植木鉢の横に「ヘイローモード」のデュアルバーチャルウォールを置く場合、植木によって赤外線が遮られ、反対側に進入禁止エリアができない可能性もあるからだ。また、「バーチャルウォールモード」の場合、赤外線は広がりながら進むという点にも注意したい。
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