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LG、4K有機ELテレビのスタンダードモデル「B6P」発売

» 2016年06月14日 16時43分 公開
[ITmedia]

 LGエレクトロニクスは6月14日、有機ELテレビのスタンダードシリーズ「OLED B6P」の価格と発売日を発表した。価格はいずれもオープンプライスで、店頭では65V型の「OLED 65B6P」が70万円前後、55V型の「OLED 55B6P」が45万円前後になる見込み。6月24日に発売する。

「OLED B6P」シリーズ

 4月の新製品発表会で披露したものの、価格については「液晶テレビに迫る」(同社のイ・インギュ社長)とするにとどめていたモデル。いずれも3840×2160ピクセルの4Kパネルを採用し、米DolbyのHDR技術「DolbyVision」をサポート(ソフトウェアアップデートが必要)。「HDR規格の持つ膨大な明暗情報をあまさず受け取り、真昼の太陽から夜の星までを豊かに表現することができる」(同社)という。

 また10bitパネルや3D Color Mapping技術、通常のSDR映像をHDRに近づけて表示する「HDR Effect」などを上位機から継承。独自のアルゴリズムで画面の明るい領域と暗い領域をそれぞれ補正し、HDR映像に迫るみずみずしい表現を可能にしたという。UHD Allianceの「Ultra HD Premium」ロゴも取得している。

もっとも薄い部分は約4.6mm、バックライトのいらない有機ELパネルならではのスリムデザインだ

 プラットフォームはwebOS 3.0。付属の多機能リモコン「マジックリモコン」では“ポイント&クリック”による直感的な操作が行えるほか、内蔵マイクを利用して音声認識によるネット検索なども可能だ。本体にはWi-Fiも内蔵している。

 スピーカーはツイーター付きの2Way4ユニットで、実用最大出力は総合40W。harman/kardonとのコラボレーションにより、「フラットで整ったHi-Fiサウンドを実現した」(同社)という。

 チューナーは地上デジタル2基、BS/CS110度デジタル2基で、USB外付けHDD(別売)を接続すれば裏番組の録画が可能だ。HDMI入力は4系統で、すべて4K/60p入力に対応している。

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