“アンソロ事故”も
「プールで腐女子をカミングアウト」 声オタ・夢女子さんにオタクの目覚めを聞く(1/4 ページ)
複雑な女性オタクの生態をひも解いていこう。そんなきっかけから集まってもらった、20代後半から30代前半の「腐女子」「女オタク」「声オタ」「夢女子」の皆さんと、「女性オタク座談会」を開催しました。
前回は、腐女子さんと女オタクさんにオタクに目覚めたきっかけを聞きました。「事故でファンサイトを見てしまった」「親が共働きで、小さい頃から1人で硬派なアニメを見ていた」など、さまざまな原体験がありました。
今回は、声オタさんと夢女子さんに同様の質問をぶつけてみました。実は腐女子でもあるという2人もそれぞれ“とある事故”に遭遇しています。一体どんなオタク経歴をたどってきたのでしょうか。
参加者の紹介
今回集まってくださったのは、こんな4人です。
腐女子さん いわゆる男同士の恋愛(BL)に萌える女性オタク。今のメインジャンルは「刀剣乱舞」と「KING OF PRISM」(キンプリ)。BLの中では王道を好み、Pixivで検索したときにヒット数が多いカップリングにハマる傾向がある。地雷もほとんどなく、自称「供給には困っていない幸せな腐女子」。ただ、今はマイナーカプにハマってしまい、自給自足しようとイラストレーターの友人と同人誌を作ろうとしている。
女オタクさん オタクだが、今までBLには萌えたことがない。まわりには腐女子がすごく多いが、「私はなぜか腐女子にはならなかった」と語っている。SFを中心に硬派な作品を好み、今までの傾向として「カウボーイビバップ」や「つり球」など無意識におしゃれ感漂う作品にハマってきた。今は「宇宙戦艦ティラミス」にハマり中でアニメ化を待っている。BLの話をされたり、Pixivで腐女子要素のある絵を見たりするのは平気で、自分にはない発想も尊重して聞くタイプ。
声オタさん 声オタは声優オタクのことで、作品と同時に“中の人”である声優さんを強く好む女性オタク。メインジャンルはずっと「黒子のバスケ」で最近はスマホゲームの「アイドリッシュセブン」にもハマっている。実は声オタ歴より腐女子歴の方が長い。声オタ歴はここ数年ぐらいからだが、日本全国へ積極的に遠征するなどアクティブに活動中。好きな声のタイプは「悪役が似合う声」。具体的に言うと福山潤さん。
夢女子さん 夢とは、キャラクターとの恋愛を妄想した小説のこと。キャラクターと恋愛したいと思う女性オタクが「夢女子」である。社会人になってオタ卒しかけているものの、「テニスの王子様」(テニプリ)がずっと大好きで、今でも推しのキャラクターの誕生日は毎年祝う(生誕祭)。全盛期はテニミュ(テニプリの舞台)にも通い、「テニプリに投資してきた人生だった」と振り返る。
声オタさんが遭遇した「アンソロジー事故」
声オタさん 私は声オタとしての参加ですが、実は、女オタクであり、腐女子であり、声オタでもあります。割合でいうと声オタと腐女子がほとんどです。腐女子ファンが多い作品でも、BLの視点で見ないことも多いです。私は、オタクと腐女子の開花が同じ「封神演義」(※)という作品で。
用語解説:封神演義
1996年~2000年に「週刊少年ジャンプ」で連載された、藤崎竜氏による古代中国を舞台にした漫画。中国明代に成立した同名の神怪小説が元ネタとなっている。
一同 うおおおおー!
女オタクさん 王道ーー!
腐女子さん たぎるー!
声オタさん 世代的に王道だと思うんですけど(笑)。
腐女子さん わーわかりみ申すー。
一同 (爆笑)
声オタさん 小学生のとき、男女問わずはやってた作品だから、みんなが読んでいたのを借りて読んでました。そんなある日、同じクラスのミヤモトさん(仮)が突然アンソロジーコミック(※)を学校に持ってきたんです。
用語解説:アンソロジーコミック
その作品の作者ではない、複数の作家による短編や読み切りの作品を収録したコミック。
一同 おっとぉー!
腐女子さん ミヤモトォォ(仮)!
声オタさん 当時ってそんなに区分けがしっかりしてなくて、町の本屋さんに行くと普通に原作の隣にアンソロジー本が並んでたんです。
腐女子さん 間違えて買っちゃいがちだった……!
声オタさん 勢いで「この絵かわいー!」って小学生が買っちゃいがち。多分、同世代の腐女子に一番多い事故だと思うんですけど。
夢女子さん そうそうそう!
腐女子さん ある! (力強く)ブックオフでもよくある事故だ!
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女性オタク座談会
腐女子さん、女オタクさん、声オタさん、夢女子さんという4人の女性オタクを集めて座談会を開催。オタクへの目覚めから各クラスタの特徴までおおいに語ってもらいました。
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