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「IoTオフィス」でストレス度をチェックした結果(1/2 ページ)

» 2016年09月02日 17時08分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 ソフトバンクのユーザー参加型もの作りプラットフォーム「+Style」(プラススタイル)が新しい試みを始めた。昨日の新製品発表会では、IoTデバイスを活用して住宅やオフィススペースを快適にする2つのプロジェクトを発表。一般ユーザーから広く意見を集め、今後の住宅開発やサービスに活用するのが狙いだ。

ダイワハウス工業やオリックスといった異業種とコラボしてIoT化をブーストする

 このうち、オリックスと協力して開始する「IoTオフィスプラン」は、オリックスが都内4カ所に展開しているレンタルオフィス「CROSS OFFICE」の利用者に対し、座っているだけでストレス度をチェックできる「エアリトモIoT座布団」など、+Styleで販売しているアイテムを無料で貸し出すというもの。レンタルオフィスや最新IoT機器に興味のある人にはうれしいサービスになりそうだ。

レンタルオフィス「CROSS OFFICE」
オフィス内アイテムをスマート化

 まずは貸し出し機器の1つ、「エアリトモIoT座布団」を試してみた。エアリトモ(Airitmo)は、リストバンドなどを身に付ける必要のない計測技術。座布団の中にはチューブ状のセンサーが入っており、その中にある空気の振動を測定することで座っている人の心拍数や呼吸、体動といった生体情報をセンシングする仕組みだ。利用者はしばらく座っているだけで手間がかからない。計測に対する心理的なハードルも低くなりそうだ。

これが「エアリトモIoT座布団」。座っているだけでストレス度をチェックしてくれる

 判定は「ぴりぴり型」。計測した情報はスマートフォンやタブレットに表示され、分かりやすいアイコンと文章でアドバイスがもらえる。「交感神経優位でとてもエネルギッシュな状態ですが、リラックス不足でストレスを抱え込みやすい状態のようです」

実際に試してみたら「ぴりぴり型」と判定されたてしまった。はい、なんとなく自覚してます

 詳細画面からアドバイスも参照できる。「副交感神経の活動を高めるため、深呼吸や軽いストレッチ、アロマなどを生活に取り入れてリラックスする時間を作ってみてはいかがでしょうか」

アドバイス。はい、そうしたいと思います

 その前に、他の貸し出しアイテムを紹介しておこう。

+Styleで「エアリトモ」をチェック

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