筆者は1日に何杯もコーヒーを飲むコーヒー党だが、大半は外出先のカフェで飲むか、自宅ではいつも適当にドリップコーヒーに熱湯を注いで済ませてしまう。だから自動で美味しいコーヒーを淹れてくれるコーヒーマシンには前々から憧れを抱いていた。今回はネスレ日本が発売した「バリスタi」をわが家で試す機会を得たので、どれぐらいスマートなコーヒーマシンなのか体当たりしてみた。
バリスタiは、iOS/Androidのモバイル端末にBluetoothでつなぎ、アプリを使って好みの味に調節したコーヒーを自動で淹れてくれる機能や、同じバリスタiを使っているユーザーとインターネットでつながるコミュニケーション機能を搭載した点が特徴だ。
土台は2009年に発売されてヒットしたコーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」で、本体のボタン操作だけで、5種類の本格コーヒーが自宅やオフィスなどで気軽に楽しめる。新しいバリスタiはスマホ用「ネスカフェ アプリ」と連動して、より細かいオリジナル・カフェメニューのアレンジができるようになったことにも注目だ。
iPhoneにiPad、またはAndroidスマホ/タブレットを用意して無料の「ネスカフェ アプリ」をインストールする。アプリによる機能を使う前に、ネスレ会員への登録が必要になるので、まずこちらを済ませてからアプリのガイダンスに従って、モバイル端末とコーヒーマシンをペアリングする。今回筆者はiPhone 7で試した。
元もと設定方法がシンプルなうえ、アプリの画面にイラスト付きで手順が表示されるので、バリスタiとiPhoneのペアリングはとても簡単。途中で後述するバリスタiの特長であるコミュニケーション機能を活用するための「コミュニティID」を作成しておく。
最も基本的なコーヒーを淹れる機能から使ってみた。始めに専用の「ネスカフェ エコ&システムパック」からコーヒーパウダーを本体に装填。続いて背面の給水タンクに水を満たす。エスプレッソやブラックコーヒー以外に、カフェラテやカプチーノを作る際には別途ミルクやクリーミングパウダー「ネスレ ブライト」なども用意する。
本体フロントパネルのボタンだけで5種類のコーヒーが作れてしまう。ボタン操作から「湯量」も設定できるので、薄め・濃いめの味加減も自由自在。でも、スマホアプリでもっと視覚的に分かりやすい操作ができたら便利だよね。ということで「ネスカフェ アプリ」の出番である。
アプリ画面の下側、左から2番目に並ぶアイコンを選択すると5種類のコーヒーメニューが並び、それぞれにオリジナルレシピが作成できる。例えば「カフェラテ」を選ぶと、「コーヒーの量」に「水の量」、ミルクかネスレ ブライトの用意があれば「泡立ち」の強さがスライドバーを操作しながら細かく決められる。
手はじめにブラックコーヒーを淹れてみる。夜の食後だったので、少し薄めのコーヒーをさらっと飲みたいと思って水の量を多めにしてみた。思った以上に薄い「超・アメリカン」な味に仕上がってしまった。なるほど、この配分だとこうなってしまうのか。前回設定したスライドバーの位置はリセットされずに保存してくれるので、次はコーヒーの量をもっと多め、水の量を少なめにしてみよう。フルオートとはいえ、好みの味を探求できる楽しさがある。
コーヒーを一杯淹れるとアプリの画面にルーレットが表示され、毎度「ネスカフェ ワクワクポイント」が貯められる。ユーザーが作成したオリジナルのレシピを、アプリからシェアするだけでもポイントがゲットできる。要はコーヒーを飲めば飲むほどポイントが貯まるのだ。貯めたポイントは色んな賞品と交換できる。内容は抽選方式の「豪華ディナー券」や、一定以上のポイントを貯めて必ずもらえるマグカップなど。ほかにも設定した時間に自動でコーヒーが淹れられるタイマー機能や、近所でネスカフェが飲める店をマップ上で検索できる機能などがアプリに含まれている。
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