今回は米カリフォルニアのスタートアップ企業、TrackRが開発したコイン型のBluetoothトラッカー「TrackR bravo」(トラックアール・ブラボー)を紹介しよう。
TrackR bravo(以下:bravo)はコインサイズのBluetoothトラッカー。iPhoneやAndroidスマートフォンなどにBluetooth経由でペアリングすると、どちらか片方が手元に見当たらないときに、ブザー音を鳴らして在処を知らせてくれる。普段から忘れものや失くしものの多い筆者のようなうっかり者には必携のアイテムだ。
今回、米国など海外で先行発売されていたアイテムが、ソフトバンクのIoT関連のベンチャー系製品とサービスをバックアップするプラットフォーム「+Style」で取り扱いが始まる。500円玉ほどの小さな本体の価格は3229円(税込)。本体にはスタイリッシュなアルマイト処理を施したアルミ素材を採用し、4色のカラバリがそろう。いろいろな場所に持って出かけられるよう、オプションとしてカラビナや防水ケースも発売される予定。その使い方を実機で試してみた。
bravoにはiOS/Android対応の専用スマホアプリがある。Bluetooth Low Energy(BLE)に対応しており、本体とアプリを入れたスマホが約30m離れた位置にあってもブザー音を鳴らして場所を知らせる。専用アプリはスマホがマナーモードになっていてもブザーが鳴るので心強い。アプリのメイン画面にはbravoの現在位置を示す地図が表示される。
筆者は外出する時には最寄りの駅まで自転車で通うことが多いので、今回は自転車のカギにbravoを装着してみた。自転車のカギはとても小さいので、いつもバッグの決まったポケットにしまっているのだが、慎重にしまい込んだつもりが、いざ出かけようとした時に見つからなかったり、最悪の場合は駅の自転車置き場でカギが見つからず身動きが取れなくなることもある。あらかじめキーホルダーにbravoを付けておけば、ブザー音を頼りに素速く見つけられるため、日常生活のちょっとした場面で、探し物に割かなければいけない時間が減ってありがたい。
でも本当に困るのは、遠出した外出先でカギや財布などを落としてしまった時だ。もしbravoのようなGPSトラッカーを装着していたとしても、落とし物から30m以上遠くに離れてしまったらもうお手上げ。そんな場面で活躍するのがbravoの「クラウドGPS」と呼ばれるサービスだ。
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