コンセントに接続する手間が不要で、軽快に持ち運べるのが魅力のコードレスクリーナーというと、紙パックが不要のサイクロン式がのものが多いが、中にはコードレスにもかかわらず紙パック式のクリーナーもある。今回紹介するマキタの「CL107FDSHW」もその1つだ。
マキタの充電式クリーナーというと、ビル清掃や電車の車内清掃など、プロの清掃人が使うイメージが強いかもしれないが、個人の間でもマキタのコードレスクリーナーは根強い人気があり、ホームセンターなどにもよく置いてあるのを見かける。
人気の秘密は、バッテリーが簡単に取り外し可能で、同社のコードレス電動ドライバーと共用できる点と、その電源から生み出されるパワフルな吸引力だ。一般的な家庭用コードレスクリーナーと違い、充電時にバッテリーを取り外す必要があるのは面倒だが、一方で充電池が消耗してもバッテリーを購入するだけで簡単に交換できるというメリットもある。
この「CL107FDSHW」は2016年秋に発売されたばかりの新商品で、同社の従来商品「CL102DW」の後継モデルといえる。果たしてその使い勝手はどうだろうか。早速購入して試してみた。
本体サイズは960×112×150mm。白いボディーに「makita」のロゴが付いていて、シンプルながらも無骨なデザインがなかなかカッコイイ。本体のほかには、パイプとノズル、すき間用ノズル、紙パック(10枚)、ダストバッグ、バッテリー、充電池が付属している。
前述したように、本機は紙パック式で、ごみが溜まったら紙パックを捨てて交換する仕組みになっているが、洗浄して繰り返し使えるダストバッグも付属しており、使い捨ての紙パックと選べるようになっている。ちなみに集じん容量はダストバッグが500mlであるのに対して、紙パックは330mlと少ない。ダストバッグや紙パックはボタンでフロントカバーを開けるだけで簡単に交換できる。
付属するリチウムバッテリーは10.8Vの「BL1015」。本体への取り付けはスライド式だ。BL1015はマキタのインパクトドライバー「TD110D」やドライバドリル「DF031D」「DF331D」、振動ドライバドリル「HP331D」、マルノコ「HS301D」、レシプロソー「JR104D」などさまざまな製品に対応しているので、これらの機器を使っている人はバッテリーを共用できる。なお、BL1050の容量は1.5Ahだが、別売で4.0Ahの「BL1040B」も使用可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR