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変形ロボットとプロジェクターが合体!? わが家に「Tipron」がやってきた山本敦の「体当たりッ!スマート家電事始め」(1/4 ページ)

» 2017年02月01日 06時00分 公開
[山本敦ITmedia]
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 国内ベンチャーの雄、Cerevo(セレボ)からプロジェクターを搭載する可変型ホームロボット「Tipron(ティプロン)」がついに発売された。どんな製品なのか、コンセプトは分かるけれど使ってみないと本当に「スマートなヤツだね!」と受け入れることができないかもしれない。ということで、今回はロボットとして、そしてプロジェクターとしてのTipronの実力を検証すべく、いつもの体当たりを試みた。

スマホで操作する、プロジェクター搭載の可変型ホームロボット「Tipron(ティプロン)」
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スマホで簡単に操作できる︎Tipron

 わが家に到着したTipronの箱を見てびっくり。デカい! 以前、本体を目撃した時にはそれほど大きい印象がなかったので、お借りして楽勝で取材できると思っていたが、第一関門は意外にもその外箱がわが家の玄関に収まるかという課題だった。靴置きのスペースをTipronの箱に半分押さえられる形になり、家人に文句を言われつつも何とか着荷。いざ箱を開けてTirponとご対面してみると、中味はやっぱりそれほど大きくなくて安心。まあ、これほどの精密機械なのだから梱包材にしっかりと保護されていたということだ。

筆者宅に届いたTipronのハコはとにかく大きかった。中のTipronは非常に分厚くい梱包材で覆われていた

 充電器をセットしてみよう。Tipronは本体にモーターを内蔵、底面には4つのローラーがある。充電用の接点はお尻の箇所にあり、ここにステーションを接触した状態でTipron本体の主電源をオンにするとカラダの複数箇所にあるステータスランプが緑色に点滅して起動音が鳴る。

Tipronは底面に2種類・4基のホイールを搭載する走行型ロボット。ベースユニット先端のバンパーが衝撃を感知すると自動で走行を停止する
アームや底部にLEDランプを搭載。ステータスに合わせて光の色を変える
Tipronの第1形態。本機はシン・ゴジラのように3つの形態に姿を変える
Tipronの第1形態は背丈が42cm。スピーカーやバラの鉢と並べてみた高さの雰囲気はこんな感じ

 充電ステーションの置き場所だが、正面見通し1m/120度の扇形の範囲で障害物がない壁面にしっかりと固定して設置するのが良い。わが家で使っているロボット掃除機は割とステーションを適当に置いても“カチャ”っといった感じにやさしくつながってくれるのだが、Tipronはそれなりに質量もある(約9.5kg)ためか、ステーションに合体してくると“ガチャン!”といった具合にそれなりの衝撃がかかる。ステーションの底面をシールなどを使って固定して配置するのが良さそうだ。

チャージングステーション。壁にピタリと寄せられて、扇形に約1m/120度のスペースが前方に確保できるスペースにしっかりと固定して置くことが推奨されている
ホイールのスピード感はやや遅め。全速力で移動してもお掃除ロボットよりも少し遅いぐらいだが、重心が低いので足取りは安定している。ドッキングステーションに戻る時は自動走行してくれるのだがやけに慎重で、こちらの動画のように3分近くかかる時もあった
ドッキングステーションで充電中のTipron
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