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壁際に置くだけで100インチ! ソニーが超短焦点ホームプロジェクター「VPL-VZ1000」を発売

» 2017年03月15日 15時35分 公開
[ITmedia]

 ソニーは、壁際に置いて100インチの4K映像を投写できる超短焦点ホームシアタープロジェクター「VPL-VZ1000」を4月22日に発売する。価格は220万円(税別)と高額だが、2015年に発売した最初の4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」に比べると半額以下になった。

「VPL-VZ1000」

 ソニー製の0.74型4K SXRDにレーザー光源「Z-Phosphor」を組み合わせ、2500lm(ルーメン)の明るさを実現したモデル。超短焦点レンズにより、スクリーンから15.5cmという至近距離で100インチ、約26cmで120インチの映像(16:9)を投写することが可能だ。「投写映像に人の影が映り込むことがなく、生活動線も妨げない」(同社)。

 本体はAVラックなどの上に設置できるほか、今回は天吊り投写やリア投写にも対応。約1.02倍の微調整用電動ズームレンズも備えている。また背面吸気/前面排気の空冷システムを採用しているため、「専用にラックを制作して中に収めることも容易だ」という。

本体上部のレンズ投写面にはスライド式のドアがあり、使用時には手動で開ける。動作中の駆動音は約24dB

HDR 10とHLGをサポート

 もう1つの新しいトピックが、新たにHDR 10とHLG(Hybrid Log Gamma)をサポートしたこと。遅延のない調光が行えるレーザー光源と合わせ、「全体の明暗の差が大きい映像でも細部まできれいに表現できる。立体感や奥行き感、精細感が増す」(同社)

設置イメージ

 またパターン分類方法を学習型に進化させ、画像に適した超解像処理を可能にした「データベース型超解像処理LSI」(リアリティークリエーション)でフルHDの映像信号も4Kにアップコンバートする。

 HDMI入力は4系統で18Gbps伝送とHDCP 2.2をサポート。4K/60p信号入力はもちろん、色域はBT.2020まで対応している。端子類は本体の側面に設けているが、ケーブルが外から見えないように収納スペースとサイドカバーを設けるなど、設置時の美しさにもこだわった。ケーブルは背面から外に出す仕組みだ。

入力端子類は側面
背面からケーブルを引き出せる

 外形寸法は925(幅)×218.5(高さ)×493.8(奥行き)mm。重量は約35kg(サイドカバー、トップカバーを除く)。オプションとしてアクティブシャッター方式の3Dメガネ「TDG-BT500A」が用意されている。

付属のリモコン

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