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変わるオーディオイベント、“音源”とコラボした「OTOTEN 2017」(1/2 ページ)

» 2017年05月12日 20時13分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 5月13日(土)と14日(日)の両日、「東京国際フォーラム」で日本オーディオ協会主催のオーディオイベント「OTOTEN 2017」が開催される。80を超える企業や団体が出展する日本最大級のオーディオイベントで、入場は無料。期間中に2万人の来場を見込む。

会場となる東京国際フォーラム(出典:東京国際フォーラム)

 今回のOTOTENは大きく変わる。OTOTEN(音展)の前身はオーディオとホームシアターの専門展示会「A&Vフェスタ」で、2008年までは「パシフィコ横浜」で開催していた。2009年に「オーディオ&ホームシアター展」(通称:オトテン)を名乗り、お台場の「TIME24」ビルや秋葉原の「UDXビル」に場所を移したが、ハードウェア中心の展示内容、そして年末商戦前の秋に行われる点は同じだった。

 しかし今年はイベント自体を春に開催することとし、会場もJR有楽町駅からほど近い国際フォーラムに変更。ハードウェア中心の内容も抜本的に見直し、主催の日本オーディオ協会は、「国内初のストリーミングおよびハイレゾ配信など音源との一大コラボレーション」をうたっている。

 初日の基調講演には、「ストリーミングで広がる、オーディオの新たな可能性」と題してスポティファイジャパンの玉木一郎社長が登壇する予定。また各音楽ジャンルで活躍するアーティスト7人を「OTOTEN大使」に任命し、会場でライブを行い、別室でハイレゾ音声によるライブストリーミングのデモンストレーションを披露するという。

「OTOTEN大使」となったアーティスト7人
ラディウスの新アプリ「NeSTREAM」を用い、「OTOTEN大使」のライブイベントを別フロアで試聴できるという世界初のハイレゾライブストリーミングのデモ展示

 展示内容も、これまでのオーディオファン向けの内容に加え、20〜30歳代の音楽リスナーなどにターゲットを広げた。従来のホームオーディオ、ハイレゾ音源関連製品のほか、スマートフォンやヘッドフォン、カーオーディオなどに守備範囲を拡大する。

 ただし、オーディオ専門誌による各種セミナーや「音のサロン」も健在。最新アンプやスピーカーの聴き比べイベントなどが予定されているほか、初披露となるオーディオ新製品も多い。

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