ニコン米国法人は5月31日(現地時間)、アウトドア向けタフネス仕様のコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX W300」を発表した。2015年に発売して、ダイバーに好評だった「COOLPIX AW130」の仕様を受け継ぎつつ、4K30pの録画に対応した。日本での発売は現在未定。
COOLPIX W300は、標準的なダイビングライセンス「アドバンスドオープンウォーター」のライセンス保持者が潜水可能な水深30mまでの防水性能をハウジングなしで実現する。耐寒性能は-10℃で、2.4mからの落下衝撃に耐える。
イメージセンサーは有効画素数1600万画素の1/2.3型の裏面照射型CMOSで、レンズは35m判換算24mm相当から120mm相当の光学5倍ズームとなる。ISO感度は通常125〜1600までで、オートでの撮影時のみISO3200と6400に対応する。広角端の開放F値は2.8と明るく、望遠端でF4.9。レンズシフト式と電子式(動画のみ)の手ブレ補正も備える。マクロ撮影機能で最短1cmまで被写体に寄ることもできる。
COOLPIX AW130で撮影できる動画はフルHD(1980×1080ピクセル)60pまでだったが、W300は4K(3840×2160ピクセル)30pまで対応した(フルHDに関しては60pのまま)。
背面のディスプレイは3型のTFT液晶で、解像度は92万画素。無線接続にはWi-FiとBluetoothを備え、スマートフォンにアプリをインストールすることでカメラと連携できる「SnapBridge」に対応する。
米国の公式サイトでは、作例を見ることができる。
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