東京駅や東京国立博物館など巨大な建造物をプロジェクションマッピングで彩ってきたクリエイティブカンパニー、NAKED(ネイキッド)が、その集大成ともいえるアート展「TOKYO ART CITY展」を6月16日(金)から開催する。
会場は東京ドームシティの「Gallery AaMo」(ギャラリーアーモ)。730m2という広さを誇る会場に、新宿の高層ビル群や渋谷のスクランブル交差点など、“TOKYO”を象徴する8つのスポットを作り出した。模型は大きなもので高さ約4mもあり、総数は約250。約100台のプロジェクター(うち2台は4K対応)と多数のLEDライトでコラージュし、誰も見たことのない、でも誰もが知っているカオスなTOKYOの姿を描き出した。
会場の入口で迎えてくれるのが巨大な東京都庁だ。都庁を中心とする西新宿の高層ビル群と歌舞伎町、2つの顔を持つカオスな街を、模型とプロジェクションマッピングを駆使してエンターテイメントに昇華した。
ネイキッドを率いる村松亮太郎代表は、TOKYOを「さまざまな文化を受け入れ、整理をしないままカオスな状態でたゆたい、変化し続ける街」と表現する。「しかし、その街で生きる人たちが無意識に感じている、その街の“らしさ”とは何か。“らしさ”は、そこに住む人たちが過去から現在まで続けてた営みの蓄積だ」という。
例えば3000を超える飲食店やバーが密集する新宿歌舞伎町では、街を彩る無数の看板が既に看板としての機能(Information)だけではなく、乱立するカオスな状態が“歌舞伎町らしい”景観を生み出した。このような“らしさ”の1つのアートだ。
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