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実は「D500」の普及型!? ニコン「D7500」は軽快で安定した王道一眼レフ(2/5 ページ)

» 2017年06月26日 12時46分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 いつものガスタンクをどうぞ。

レンズはレンズキットになっている高倍率ズームの18-140mm F3.5-5.6を仕様。絞り優先でF5.6で撮影(18-140mm 18mm 1/1250秒 F5.6 ISO100)

 ただ高倍率ズームレンズはクオリティー的にはどうしてもつらい。D7500の性能を発揮するなら、いささか値ははるが16-80mm f/2.8-4.0Eあたりを推奨したい。広角から中望遠までほどよくフォローしてくれて常用レンズとして秀逸だ。

16-80mmの広角端で森と古民家を。ディテールもしっかり出てるし、コントラストもいい(16-80mm 16mm 1/250秒 F5.6 ISO400)

 画素数はいささか減ったが、新しい画像処理エンジンと合わせて最高ISO感度はD7200のISO25600からISO51200に上がって暗所に強くなり、拡張ISO感度として約ISO1640000(164万!)まで対応となった。

 まあISO164万がどのくらい実用的かというとこのくらいである。高感度チェック。

ISO1600からISO12800まで。ISO6400までは常用Okな感じ。それ以上だとざらつきが目立ち始める
ISO25600からISO1638400まで。2段ずつ感度を上げていることに注意。ISO102400以上は拡張ISO感度で推奨はされないわけだが、確かにISO10万で彩度が落ちて色がくすみはじめ、ISO164万に至っては等倍で見ると……むしろアートの領域に突入か。超暗いときは暗い中で高速シャッターが欲しいときは10万くらいなら使えるかも。

 まあISO10万以上はともかく、ISO10000程度ならけっこうきれいだ。

街灯にほんのり照らされているだけの夜のあじさい。16-80mm F2.8-4.0で(80mm 1/60秒 F4 ISO11400 -0.3)

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