ソニーの「DSC-RX10M4」は、たぶん、今一番「全能感」を持ってるカメラである。
これがあれば怖れるものはない、どんな敵にも立ち向かえそう、的な全能感……まあ敵に立ち向かうためのものじゃないんだけど、気分的にはそんな感じ。これ持ってる俺最強、的なカメラだ。
「DSC-RX10M3」の時点でかなり最強だったが、RX10M4になってその無双っぷりに拍車をかけてる。
まあとりあえずスペックを並べてみるだけで無双である。
ボディは決してコンパクトとはいえないが(まあ普通にハイエンドなミラーレス一眼くらいはある)、その分スペックは無双。
センサーは例によって1型で約2010万画素のセンサー。考えてみたら、シリーズ初代のRX100(2012年発売)からずっと1型で約2000万画素のセンサーを使ってきたのだからすごい。
素晴らしいのはセンサーの進化が画素数向上以外に用いられてきたこと。やがて裏面照射型になり、像面位相差AFセンサーを配置してAFが高速になり、センサーの読み出し速度を上げてローリングシャッター歪みを軽減したアンチディストーションシャッターに至った。
このセンサーの前についているレンズは8.8〜220mmの25倍ズーム。35mmフィルム換算だと24-600mm。もちろん手ブレ補正付き。
24mm相当だとこれ。いつものガスタンクで。
高倍率ズーム機だが、ディテールもかなり出てるし歪みもきれいに補正されてて実に良い感じ。
これが600mm相当だとここまで寄れる。
右側にあるタンクのアンテナを思い切り大きく撮れるわけである。
さらにポートレートで広角端と望遠端。
結構な無双っぷりなのが分かるかと思う。
レンズの明るさは広角側でF2.4とすごく明るく、望遠側でもF4.0に抑えられてる。普通このクラスの高倍率ズームだと望遠側はF5.6やF6.3くらいになっちゃうものだが、600mm相当でF4。
その分感度を抑えられるし背景もぼけてくれるのがいい。
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