アップルのボイスアシスタント“Siri”を搭載するスマートスピーカー「HomePod」が2月9日に発売された。ところが今のところ売っているのはアメリカ、イギリス、オーストラリアの3カ国だけ。春にはドイツとフランスが続くというが、日本での発売日はまだアナウンスされる気配もない。
でも、考えてみたら、私たちの手もとにはもうSiriが使えるiPhoneがあり、iPhoneのLightning端子にデジタル接続ができて、「Hey Siri」による音声コマンド入力にも対応するポケットサイズのスピーカー、パイオニア「RAYZ Rally」もあるじゃないか。この2つを組み合わせたら擬似的に“HomePod気分”が味わえるんじゃないだろうか? 試してみよう。
アップルにとって初のスマートスピーカーとなるHomePodは、いま流行のAIアシスタントとしてSiriを搭載している。でも情報を集めてみると、どうやら現在のiPhoneに搭載されているSiriでできることはひと通りカバーできるようだ。Apple Musicで気になる音楽を音声入力で検索、再生することも可能。アップルの「A8」プロセッサーとアレイマイクを活かしたオーディオビームフォーミング、部屋の音響特性を自動解析してベストなリスニング環境に整えてくれる音楽リスニング周辺の機能なども効果が気になる。そしてHomeKit対応の機器と連動するスマートホーム機能もぜひ試してみたい。
またHomePodでは英語からほかの言語への翻訳機能が使えるようになるようだ。iPhoneのSiriで試しても、現在日本語から他の言語への翻訳は使えない。これが整うまでHomePodの日本発売はおあずけになるのだろうか。自宅にいる時に活用したい機能でもあまりないので、このあたりのローカライズ項目がブレーキになっていないことを祈るばかりだ。
それでは本番。「iPhone=Siri」と「スピーカー=RAYZ Rally」を組み合わせ、HomePodっぽい使いこなしができるのか、実験してみよう。
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