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コラム

おすすめ番組をささやく「AQUOSココロビジョンプレーヤー」の気になるトコロ(2/2 ページ)

シャープが4Kテレビの新製品とともに専用のネットワークプレーヤー「AQUOSココロビジョンプレーヤー」を発表した。人が近づくとテレビの電源を入れ、見逃し配信などの情報を声で教えてくれるスマートなセットトップボックスだ。しかし気になるところも……。

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家族それぞれのプロファイルは持たない

 ココロビジョンプレーヤーには、家族一人一人を判別する機能はなく、ユーザーごとにプロファイルを分ける機能もない。このため、判断の基準になるデータは家族全員の視聴履歴をまとめたもの。つまり、お父さんの視聴した過去の番組をもとに、お母さんに野球中継をオススメする可能性はある。野球ならまだしも、子どもがいるときにお父さんの好きな深夜番組を勧められたりしたら、お茶の間が凍りつくかもしれない。

 担当者に確認したところ「心配はいりません」と心強い答。理由は、まず学習機能が視聴履歴情報の取得に同意した場合にのみ実行される仕組みになっていること。さらに学習機能のアルゴリズムにも一工夫していた。

 「誰がテレビの前にいるかは時間帯によってだいたい決まってくるものです。例えば、朝は家族全員でニュースを見て、昼間はお母さんの昼ドラ、夕方はお子さんがアニメを楽しむ。このように視聴履歴も時間帯で分けて精度を上げ、さらに深夜帯の番組などについてはレコメンドを控えるようにしています」という。

 既存の4K対応モデルを含むAQUOSの楽しみ方を広げるココロビジョンプレーヤー」。その“ささやき”には、開発者のココロ遣いも反映されていた。

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