スマホにもHDRによる映像革命
そして今年の夏からはHDR映像がスマホでも楽しめるようになる。ソニーモバイルの「Xperia XZ Premium SO-04J」は、世界初の4K/HDR対応5.5型液晶ディスプレイを搭載するAndroidスマホだ。「スマホの小さな画面で4K/HDRの違いなんて見分けられるのか?」と、筆者も最初は懐疑的だったが、今年2月に「MWC2017」の会場で発表された本機の映像を見て、目からウロコが落ちた。高い没入感とリアリティーを目の当たりにして、ここからまたスマホの映像改革が始まる期待がわいてきた。
国内の映像配信サービスでは、ドコモとエイベックスデジタルが提供する「dTV」がスマホ向けの4K/HDRコンテンツを、月額500円(税別)の値段据え置きでスタートする。当初から映画「アメイジング・スパイダーマン」などHDRの効果がとてもよく分かる映画・音楽系のタイトルがそろうようだ。またNTTぷららの「ひかりTV」の動画サービスを契約しているユーザーは、現在の利用料金の中でスマホ向けのHDR配信コンテンツも楽しめるようになる。Xperia以外にも「スマホのHDR対応」は今年のトレンドとして他のブランドに波及しそうだ。ちょうどいまスマホの買い替えを検討されている方なら、取りあえずHDR対応スマホを選んでおくと、この先も長く次世代の高画質映像ライフが満喫できるだろう。
Xperia XZ Premiumと同時に登場するシャープ「AQUOS R SH-03J」は1440×2560ピクセルと4Kではないが、HDR対応に120Hz駆動(テレビでいう倍速駆動)のハイスピードIGZOを搭載。さらに従来のSDR映像を疑似HDR化する「バーチャルHDR」機能も装備
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