エーエム・ピーエム・ジャパンと東京急行電鉄は7月4日、業務提携を発表した。2008年1月以降、am/pm全店舗に「PASMO電子マネー」を導入し(一部対象外の店舗あり)、首都圏全域約1000店舗で利用できるようになる。
チャージ(入金)についての詳細はまだ決定していないが、マルチメディア端末ではなく、レジで現金チャージが行えるようになる見込み。現在PASMOをチャージできるのは、PASMOおよびSuicaが利用できる私鉄・JR各社の駅や一部バス車内のほか、PASMO電子マネーの加盟店(約1500店)のみとなっている。am/pmがPASMOを導入することにより、“駅以外でチャージできる場所”が大きく増えることになる。
PASMOと相互利用しているSuicaでも決済利用ができるが(3月16日の記事参照)、チャージできるのはPASMOのみ。am/pmではすでに「Edy」と「iD」を全店で導入しており(2006年12月の記事参照)、PASMO導入以降は現金のほか、Edy、iD、PASMO、Suicaが利用できることになる。
PASMOには、交通乗車券としての機能と電子マネーとしての機能と、大きく2つの機能がある。交通乗車券としての基本サービスは各社共通だが、電子マネーとしての機能・サービス拡張は加盟事業者が自主的に構築して良いことになっている。
現在、PASMO電子マネーの加盟店開拓を行っているのは、小田急電鉄、京浜急行電鉄、西武鉄道、東京急行鉄道、東京地下鉄、東京都交通局、東武鉄道の7事業者だ。am/pmの加盟店業務を行う東急電鉄は、PASMO加盟事業者の1社で、東急グループのクレジットカード「TOP&」や共通ポイント「TOKYUポイント」と、PASMOの利用を連携させたサービスなどを提供している(3月16日の記事参照)。
am/pm店舗が東急TOP&の加盟店となってクレジットカードの扱いを行い、店舗でのTOP&利用額に応じてTOKYUポイントを付与するサービスなども検討しているという。
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