政府助成再開で、国内太陽光発電システム市場が3年ぶりに拡大

» 2009年11月18日 12時06分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 矢野経済研究所は11月18日、「国内太陽光発電システム市場に関する調査結果」を発表。2008年度の市場規模は前年度比9%増の1643億円となったことが分かった。分野別に見ると、住宅用太陽光発電システム市場が同7%増の1317億円、公共・産業用太陽光発電システム市場が同19%増の326億円となっている。

 国内太陽光発電システム市場の拡大をけん引してきた住宅用太陽光発電システム市場は、政府導入助成制度が創設された1994年度以降、2005年まで毎年拡大していたが、2006、2007年度は「政府導入助成制度の廃止や太陽電池パネルの品不足などの影響」(矢野経済研究所)で縮小。しかし、2008年度は政府導入助成制度の再開などを背景に再び拡大に転じた。

国内太陽光発電システム市場規模推移(出典:矢野経済研究所)

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