実名での利用が推奨されているFacebook。実生活との結び付きが強くなる一方、慎重な運用が必要ともなるが、SNSの利用に積極的な若者たちはどのように向き合っているのだろうか。
レジェンダ・コーポレーションの調査によると、入社1、2年目の社会人にFacebookの活用状況を尋ねると、活用している割合は28.6%と3〜4人に1人。また、活用している人のうち、Facebookで勤務先を公開している割合は38.7%だった。
近年、mixiやTwitter、FacebookなどSNSでの発言を起点として、ネット上で“炎上”する事案が目立っている。風評にかかわるため、企業としても気を遣うところだが、「所属会社にFacebookなどSNSの利用ルールがある」という人は17.0%と、それほど多くの企業がルールを設けていないことが分かった。
しかし、会社によるSNS利用ルール規定の賛否を問うと、「賛成(どちらかと言えば含む)」が63.6%と、「反対(どちらかと言えば含む)」の36.4%を大きく上回った。
それぞれの理由では、「業務内容上、発言によってはコンプライアンス違反や職務規定違反に問われることがあるため」(賛成派)、「ネット上でのマナーやモラルを社員全員が持っているとは限らないので、ある程度のルールを敷くことが大切だと思ったから」(どちらかと言えば賛成派)、「SNSは個人で行っているものなので、会社内でルールを決めて行うべきものではないように思う」(どちらかと言えば反対派)、「常に監視されてしまうのはたまらない」(反対派)などの声が挙がった。
インターネットによる調査で、対象は2010年もしくは2011年入社の社会人588人。調査期間は10月21日から30日。
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