このスパム友達申請、目的が分からないので根本的な対策が取れないのが現状です。そのため、大変基本的なことではありますが、身に覚えのない友達申請や、知人の名前での友達申請でも不用意に「承認」せず、まずは相手の投稿内容を確認するのがいいでしょう。特に「アカウントが閉鎖されたので、新しく作り直しました!」なんていう言葉にだまされないようにしてください。
残念なことに、筆者のところにはこのような美女からの友達申請がまったくやってきません。おそらく、Facebook内のユーザー検索から自分を除外するような設定にしているのと、投稿の公開範囲を相当に絞っていることが原因ではないかと考えています。もし検索除外をしたい場合、プライバシー設定から「自分を検索できるユーザー」の範囲を「友達」までにしておきましょう。
Facebookについてはセキュリティ設定をかなり細かく設定可能なのですが、方法も内容も大変分かりにくいのが困ります。Facebookのヘルプセンターには設定内容が紹介されています(参照リンク)ので、ぜひ参考にしてください。
また、もし美女から友達申請が来たとしたら、その画像をダウンロードし「画像検索」をかけてみるといいでしょう。きっと同じ写真がいっぱい表示されるのではないかと思います。
高齢者に対する「オレオレ詐欺」被害があとを絶ちません。以前はなぜそんなのにだまされるのだろう? と思っていた筆者ですが、いまは手口が巧妙化しており、絶対にだまされないとは言い切れないレベルになっています。
Facebookにおける「オレオレ詐欺」(アタシアタシ詐欺?)はまだ手口が稚拙ですし、実際に被害らしきものを聞きません。でも、まだ目的が分からないだけであって、何かがひそかに進んでいる可能性も否定できません。いまできること、それはSNSにおけるあらゆる「承認」は即座にするのではなく、いったん手を止めて“3分”考えてから行動するということかもしれません。
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