3Dディスプレイが教室に配備される日も近い?誠 Weekly Access Top10(2014年5月12日〜5月18日)

» 2014年05月23日 21時00分 公開
[池田憲弘,Business Media 誠]

 「Business Media 誠」の記事アクセスランキング「誠 Weekly Access Top10」。今回は2014年5月12日から5月18日までの集計です。

 男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者が、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されるなど、麻薬がらみのトピックに注目が集まった1週間。それと連動し「元優等生の暴走族総長は、なぜ覚せい剤中毒になったのか?――杉山裕太郎さん (前編)」が1位となりました。後編となる「覚せい剤中毒からどのようにして更正できたのか?――杉山裕太郎さん(後編)」も3位に入っていますので、合わせてどうぞ。

 先週から引き続き、韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故の記事が注目を集めるなか、4位には連載「ご一緒に“おでん”いかがですか?」から「知っていましたか? 今のコンビニコピー機がスゴいことを」がランクイン。著者の川乃もりや氏は、高機能化するコンビニのマルチコピー機について「各々のサービスはニッチだが、確実に利用者がいる。そんなサービスをかき集めることで存続している」と解説しています。

教室に3Dディスプレイが置かれる日も近い?

photo 教育ITソリューションEXPOで展示されていた「zSpace」

 5月21日〜23日に東京ビッグサイトで行われていた、教育機関向け展示会「教育ITソリューションEXPO」で面白い展示を見つけました。3D立体視対応のディスプレイ「zSpace」(ジー・スペース)です。

 偏光メガネをかけて画面を見ると、画像が3Dで浮かび上がってくる……というところまでは、いたって普通の機能ですが、このzSpaceではその浮かんできた3Dモデルを専用のスタイラスペンで回したり裏返したりしながら眺めたり、頭を動かして像の周囲を見回したりといったこともできます。下の動画を見れば、そのイメージが掴めるでしょう。建物の設計図を評価するときや、手術の疑似体験といった医療方面の用途に役立ちそうです。

zSpaceのデモ

 この製品を作っているzSpaceは米国の会社ですが、「日本でも販売経路が確定し次第、販売を始める。医学部や看護を目指す学生や、病院に向けて売っていきたい」(説明員)とのこと。米国では小学校や中学校でも導入されており、「地球儀やグラフなどを3Dにするコンテンツなどもあるようです」(説明員)

 2014年中の発売を目指しており、価格は約80万円。市場への普及が進めば、さらに安くなる可能性もあるとのこと。学校で子どもたちが3Dモデルで勉強する――という時代もそう遠くないのかもしれません。

photophoto zSpace。ディスプレイの大きさは24インチと大きめ(左)。専用のスタイラスペンで操作する(右)
photophoto ディスプレイの上部やメガネにセンサーがついており、ユーザー視線に合わせて3Dモデルが動く仕組みを採用した(左)。会場では心臓の模型をペンで動かすデモを行っていた。メガネをかけているとこのように見える(右)

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