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» 2014年11月04日 08時00分 公開

缶コーヒー市場に“2つの潮流”――ダイドードリンコの高松社長に聞く仕事をしたら“缶コーヒー”ができた(4/6 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

“混合チーム”を結成

泡立つデミタス エスプレッソ(望小売価格130円・税別)

高松: 2013年10月に、弊社の商品開発、マーケティング、営業の担当者のほかに、商品開発をお手伝いいただいている協力会社、コーヒー豆を仕入れていただいている焙煎業者の担当者で“混合チーム”を結成しました。そして、コーヒーの消費量が多いフランスのパリとイタリアのミラノに視察に行きました。その視察旅行に私も参加したんですよ。

土肥: おお、社長自ら。

高松: パリにある有名なカフェに立ち寄って、コーヒーを飲む。ミラノにある有名なカフェに立ち寄って、コーヒーを飲む。1日に、10杯ほど飲みました(苦笑)。

 本場のコーヒーはどのような雰囲気のところで飲まれているのか。どんな味がしているのか。さまざまなことを調査して、混合チームのメンバーはよなよな「こういった商品をつくってみてはどうだろうか?」といった感じで、アイデアを出し合いました。

土肥: どんなアイデアが出てきたのでしょうか?

高松: 商品開発担当者からこのような意見がありました。「淹れたてのエスプレッソをそのまま飲んだときと、少し砂糖を入れたときでは、味がかなり違う。そのまま飲んだときの味を、缶コーヒーで再現できないか?」と。これに対し、営業担当者からは「そういった商品は日本でウケるのか?」といった声もありました。振り返ってみると、このとき飛び交ったさまざまな意見が商品開発の“土台”になりました。

土肥: 欧州で議論しているうちに「泡立つデミタス エスプレッソ」の案が出てきたということですが、実際に商品化するにあたってどのへんが難しかったですか?

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