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» 2015年04月27日 12時40分 公開

急増する出荷量にファッションECサービス・マガシークはどう対応?進化する物流ビジネス最前線(2/3 ページ)

[伏見学,ITmedia]

撮影システムの全面刷新でコストダウン

 倉庫内業務を効率化するために、マガシークではこれまでにもさまざまな改善活動を行ってきた。その1つがアパレルメーカーとの商品データ連携である。共通商品コードである「JANコード」をマガシークの基幹システムと連携することで、メーカーから商品を入庫してすぐに出荷作業に取り掛かれるようになるという。

マガシーク フルフィルメント本部長の北川誠氏 マガシーク フルフィルメント本部長の北川誠氏

 「通常は商品が入ってくるとマガシークの倉庫内管理シールを貼って商品登録するところから始まる。けれどもJANコードでそのまま管理できれば、わざわざシールを貼ったり、商品データを入力したりすることもなくすぐに出荷作業できる。すべての取り扱いブランドが対応できるわけではないが、徐々にその数を増やしていきたい」(北川氏)

 コスト面で特に効果が大きかったのが商品撮影のスピードアップである。

 同社は取り扱う商品が増えるたびに通販サイトに掲載する画像を自社で制作している。倉庫内のスタジオで新商品を着用したモデルを撮影し、その写真データを加工編集してサイトにアップロードする。ただし、会社設立時から長らく作業の手順や機材などを変えておらず、無駄も多く発生していたという。そこで岐阜にあった倉庫を座間に移転したタイミングで、撮影システム全体をフルリニューアルした。結果、作業の効率化が進んで時間のロスがなくなり、人件費の削減にもつながった。

 現在は商品入荷からサイト掲載まで早くて4〜5日、遅いものだとその倍の日数がかかる。「繁忙期は特に遅れてしまう。さらに作業を短縮化していきたい。新商品を他社より1日でも早くサイト掲載できれば、その分売り上げアップにもつながる」と北川氏は話す。

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