オール電化賃貸から畑付き賃貸まで――エコ住宅を探してみた:大出裕之の「まちと住まいにまつわるコラム」(2/2 ページ)
エコ意識の高まりや政府の支援策などから、トヨタ自動車の「プリウス」のようなエコ商品が注目を集めている。そこで、不動産業界でも「エコ住宅」を探してみた。
買うエコ
エコは買えます。そう言うと若干さびしい感じがしないでもないが、積極的にエコ買いする、というのが昨今の家電やエコカー事情なので、住宅選びでもエコ買いして何ら差し支えない。
まずは長持ちする住宅。一戸建てもそうだがマンションでも、200年住宅の商品化が進められており、選択しやすくなりつつある。
三菱自動車が開発に協力した電気自動車用電源設備付き分譲一戸建てというのも、以前話題になった。エコは買えるなら買っておいたほうがいい。
中にはオール電化による省エネにプラスして敷地内緑地を大きく確保したり、耐震強度を高めて長持ちを実現したり、ついでにターミナル駅まで自転車でいける立地だったりと、さまざまな工夫を施したマンションも出てきている。
とはいえ、「新築だと清水の舞台から飛び降りる気分だ」とか「飛び降りたくても銀行に止められる(住宅ローンが認められない)」など、自分ではどうしようもない要素がある。
そんな時に思い出したいのが中古物件。中古物件を買ってそのまま使うもよし、買ってからリフォームあるいはリノベーションして注文住宅気分を味わうのもよし、リフォーム・リノベーション済み物件を選ぶもよし。そもそも「中古物件でも悪くないよね」と発想の転換ができるあなたは既にエコなわけだ。
エコを意識した住宅選びはいかが?
マイはし、マイバッグやごみの分別など身近なエコもあるが、ほとんどの人は一定の場所に住んで寝起きし、1日の少なくない時間をすごしている。次に引越しする際には、ぜひエコを意識してみてはいかがだろうか。
HOME'Sの最新特集では、「借りるエコ」「買うエコ」のほか、「建てるエコ」「リフォームするエコ」を紹介している。各種住まい関連の減税や補助金について、また次回紹介したいと思うが、すぐに知りたい方はぜひ特集を読んでいただきたい。
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