連載
目標730点以上――TOEICは全部解けないのが普通:半年でTOEIC800点をとる方法(3/3 ページ)
あなたはTOEICの試験を受けたことがありますか? 600点をクリアしたら、つぎは730点以上を目標にした、効率的な勉強法を紹介しましょう。
860点目標 捨てる所はもはや存在しない
リスニングが苦手だろうと、文法が苦手だろうと、860点以上を狙うなら残念ながら捨てられる所などもうありません。Part2やPart5は、1年に1度出るか出ないかの問題もちゃんと取り、ヤマを張るのが難しい語彙問題や語法問題もそんなに落とせません。「こんなの出るのかな?」と思う所も広く勉強しておかないといけません。沢山勉強してしっかりとした対策を立てておきましょう。
そしてPart7も最後まで行けることが前提になりますから、最後まで解き切れるスピードも身につけておかなければいけません。
文法が得意な人
目標正答数の目安
- リスニング88問正解で420点
- リーディング94問正解で450点
リスニングが得意な人
目標正答数の目安
- リスニング94問正解で450点
- リーディング88問正解で420点
実際はもう少し間違えても大丈夫かもしれませんが、念のためこれくらいを目標にしておきましょう。
この目標レベルであれば、頻出領域に絞っておらず勉強する範囲が広い、通称「イクフン本」が使えます。著者名がイ・イクフンであるので、こう呼ばれています。人気のイクフン本としては、『極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST』『極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part7』(スリーエーネットワーク)などがあります。頻出領域をきっちり押さえたほうがいい中級者には向かないと思いますが、めったに出題されない問題も取らなければいけない860点目標の人が使うには、とてもいい教材です。
(次回は、「ハイスコアは何歳になっても取れる」について)
関連記事
- 連載バックナンバー 半年でTOEIC800点をとる方法
- たった半年の勉強で――初めてのTOEIC受験で885点が取れた!
あなたはTOEICの試験を受けたことがありますか? 長い間勉強を続けていてもスコアがなかなか上がらないという人もいるのではないでしょうか。1日1時間の勉強で885点を取った杉浦氏が、TOEIC初受験までの時間の使い方や勉強法を紹介します。 - やはり英語は必要なのか? 日本人にとっての壁
「英語がうまく話せない。なんとかしなければ」と思っている人も多いのでは。「社内公用語は英語」「グローバル化が加速」といった言葉を目にするが、ビジネスパーソンにとって英語はどこまで必要なのだろうか。 - 英語で話しかけられたら、どんな反応をしますか?
「人材のグローバル化」「社内公用語は英語」といった動きがあるが、このことに焦りを感じている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の男女に聞いたところ「焦りを感じる」と答えた人は57.5%だった。ロゼッタストーン・ジャパン調べ。 - 企業が求める英語力と、ビジネスパーソンの英語力に“差”
企業のグローバル化が進んでいるが、どのくらいの企業が英語のできる人材を求めているのだろうか。2005〜2012年の間に転職サイト「DODA」に寄せられた求人をもとに調べた。 - 5人に1人が「現在、勉強中」――ビジネスパーソンの“資格取得”事情
資格取得のために勉強しているビジネスパーソンはどのくらいいるのだろうか。「現在、勉強している」人は20.8%であることが分かった。労務行政研究所調べ。 - 出社時のあいさつ、「Hello!」と「Hi!」はどちらが良い?
日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさんによる新連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」がスタート。第1回は朝の出社編です。 - 原稿を編集者になくされた赤塚不二夫のひとこと
赤塚不二夫の原稿をなくしてしまった編集者。しかし、翌日には原稿を印刷所に渡さなければなりません。大変な状況にもかかわらず、赤塚不二夫はまったく怒ることなく「ネームがあるからまた描ける」と言い、さらに何と言ったのでしょうか? - 帝国ホテルに学ぶ「2杯目のグラスを置く場所」
帝国ホテルのおもてなしの姿勢は群を抜いています。あるドアマンは常連客約1000人の顔と名前、乗っている車の車種や運転手までも覚えているそうです。そんな究極のサービスを提供する帝国ホテルの、なぜか相手の心をわしづかみにする人の習慣をご紹介しましょう。 - AKB48の第一章は終わった……では第二章は?
2012年5月、インドネシアのジャカルタでJKT48が初公演を行った。専用劇場もオープンし、公演がものすごく盛り上がっているという。なぜ、AKBの海外進出はインドネシアからだったのだろうか? 秋元氏に聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.