レビュー

写真と動画で解説する「HT-03A」(ソフトウェア編)(2/4 ページ)

国内初の“Androidケータイ”「HT-03A」の特徴は、やはりAndroid OSによるオープンプラットフォーム環境と各種Googleサービスとの連携が可能な点だ。またAndroidマーケットから追加したアプリは、マルチタスクによって作業を中断することなく利用できる。

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メールは「Gmail」がメイン 日本語入力システムは「iWnn」

 発話/終話キーがハードウェアキーのため、ほかのフルタッチ端末に比べて通話関連の操作はしやすい印象だ。発話キーを押すと、発着信履歴とアドレス調が参照でき、直接電話番号を入力する場合はソフトウェアキーのダイヤルを用いる。

 もちろん、アラームやカレンダーといった基本機能も搭載されており、カレンダーやアドレス帳はGoogleのオンラインサービスに自動同期が行える。こうした機能を見ると、“ケータイするGoogle”というコンセプトもうなずけるだろう。

 メール機能についても基本的に、GoogleのWebメールサービスGmailを利用することになる。通常、Gmailは携帯電話からの新規アカウント作成ができないが、HT-03Aではアカウントの新規作成に対応。PCを使わなくともGmailを利用できる。

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 またHT-03AでGmailを利用する場合に限って、プッシュメールが利用できる。POP3/IMAP4メールが送受信できるメールソフトも用意されているが、プッシュ送信は行えない。またiモードメールは端末で直接送受信できず、専用Webサイトからアクセスする「iモード.net」を利用する。ほかにもMMSやWindows Mobile搭載機ではプッシュメールとして利用できる「mopera U」アカウントのメールも、プッシュ配信には対応していない。

 HT-03Aの日本語入力システムは「iWnn」。画面上に表示されるソフトウェアキーボードによって文字入力を行い、予測推測変換や英数カナ変換が行える。iPhoneのようなフリック入力には対応していない。

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左からダイヤル画面、通話中画面、Gmailによるメール一覧画面、Gmail設定画面。アドレス帳はvCard形式のCSVファイルからインポートできる。もちろん、Gmailのオンライン連絡先と同期できる
日本語入力システムとしてオムロンソフトウェア製の「iWnn」が搭載されており、ソフトウェアキーボードによって入力を行う。キーボードは、QWERTY配列のほか、ケータイのようなダイヤルキーも用意されている。キーボード左下にある文字種ボタンを長押しすることで、キーボードの種類を変更できる
各種文字入力設定画面。HT-03Aは、ハードウェアによるQWERTYキーボードは搭載していないので「Androidキーボード」は利用しない。iWnnは、入力時のシチュエーションを自動的に判断して最適な予測・推測変換を行える文字入力エンジンだ。キーボードのデザインをSimpleやMetalなどから選択できる。発表会時におけるiWnnのバージョンは「Ver.1.10Beta(090501)」となっていた

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