続・Android向けセキュリティ対策アプリを使い比べる(無料アプリ編)(2/3 ページ)
Androidユーザーにとって必須となりつつあるセキュリティ対策アプリ。無料アプリ、有料アプリ、それぞれの機能の違いや、端末にかかる負荷などを比較する。今回はウイルス対策以外のスパムや迷惑電話をブロックする機能、盗難・紛失対策機能などを紹介する。また期間限定で無料の「ウイルスバスター モバイル for Android β」と「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」も紹介。
今ならおトク! 期間限定無料のセキュリティアプリもチェック!
現在、無償提供されているセキュリティアプリの中には、本来は有料だが今だけ限定で無償提供されているものもある。例えば「ウイルスバスター モバイル for Android β」は2011年9月30日まで、「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」は2011年12月31日まで、無料で利用することが可能。そこでこの2つの期間限定の無料アプリについても機能を比較してみたい。
なおウイルスバスター モバイル for Android βはAndroidマーケットから直接入手できるが、カスペルスキーモバイルセキュリティ 9の日本語版は、同社のサイトでユーザー登録後、メールで送信される専用URLとアクティベーションコードを使って、ダウンロード&認証を行うしくみになっている。
セキュリティ対策アプリ(無料)
- アプリの容量は?:「ウイルスバスター」は2倍大容量
ウイルス定義ファイルを一度更新した状態で両者のメモリー容量を比較。ウイルススキャンとスパム&フィッシング対策に重点を置くウイルスバスター モバイル for Android βと、盗難対策も含めた総合的なセキュリティ環境を提供するカスペルスキーモバイルセキュリティ 9では少々役割が違うものの、ユーザーメモリに占める割合は倍ほど違うという結果になった。メモリの空き容量の少ない人は要チェックなポイントと言える。
- UI:ヘルプ機能を搭載するなど、使いやすい工夫が随所に
両者ともヘルプ機能を搭載。さらに「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」では、個々の機能ごとに「ヒント」を表示することができる。どこでどんな設定ができるのか、操作に慣れるまでは心強いサポートと言えるだろう。なお、「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」は初回起動時に設定した暗証番号を、起動のたびに入力する必要がある。
- ウイルススキャン:ウイルス定義の自動更新、リアルタイム監視に対応
どちらのアプリもウイルス定義ファイルを自動更新で取得。リアルタイム監視にも対応する。カスペルスキーモバイルセキュリティ 9はスケジュールの曜日、時間まで細かく指定した定期スキャンにも対応。手動スキャンではフォルダを指定したスキャンもできるので、なるべく負荷をかけたくないときや、時間のないときに便利だ。
カスペルスキーモバイルセキュリティ 9ではアーカイブファイルを展開してスキャンすることができるが、この設定にチェックが入っているとスキャンにかかる時間がかなり長くなる。
ウイルスバスター モバイル for Android β | カスペルスキーモバイルセキュリティ 9 | |
---|---|---|
リアルタイム監視 | ○ | ○ |
スキャン対象 | アプリ(インストール時)※手動検索ではすべてのファイルが対象 | すべてのファイル(実行ファイルのみの指定も可能) |
スケジュールスキャン | 手動のみ | 毎週、毎日(曜日、時間指定可能) |
ウイルス定義の更新 | 1日、2日、4日、15日、30日から選択して自動更新可能 | 毎週、毎日を選択して自動 |
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