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ニコ生、ツイキャスに脅威? LINEがライブ配信に本格参入一般開放は2016年

LINEが動画配信プラットホーム「LINE LIVE」の提供を開始した。

 LINEは12月10日、映像配信サービス「LINE LIVE」をリリースした。iPhone/Android向けアプリ(ダウンロード無料)の他、Webブラウザ版も提供する。


映像配信サービス「LINE LIVE」でライブ配信するAKB48グループ。左から柏木由紀さん、渡辺麻友さん、横山由依さん、加藤玲奈さん

LINE LIVEのアプリ画面(視聴用)

Webブラウザの画面

スマホアプリの配信用画面

 同社はこれまでタレント・アーティストなど著名人や企業の公式アカウントでライブ映像を配信する機能「LINE LIVE CAST」を展開。1つの番組で230万以上のコメント、510万以上の視聴者を記録するなどユーザーからの反響が大きく、今回LINE LIVEをスタートするに至った。現時点でAKB48グループやEXILE TRIBE、flumpool、超特急など若者に人気のあるアーティストの他、とにかく明るい安村さん、ピスタチオなどのお笑い芸人、五郎丸歩さんのようなアスリートなど、100人以上が参加する予定。ライブ前や試合以外でのプライベートな映像などを生配信していく。


現時点で100人以上の著名人が参加する予定だ

 その他、イベント、劇場、テレビ・ラジオ番組、スポーツなどさまざまなジャンルで各コンテンツプロパイダーと提携し、公式番組を含む多種多様な番組を提供するという。LIVEアプリではその日配信する番組表を確認でき、視聴中に他のユーザーが投稿したメッセージを見ることもできる。配信した番組はアーカイブで後から視聴可能だ。

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人気アニメ「ラブライブ!」のライブ映像も配信する

LINE取締役 舛田 淳CSMO

 ビジネスモデルは広告ベースだが、ユーザーからライブ配信者に投げ銭をしたり、プレゼントを送ったりもでき、配信者が紹介した商品を視聴者がすぐに購入できるような仕組みも実装するという。LINEは広告配信や投げ銭などから手数料を得る。ニコニコ生放送やツイキャス、YouTubeなど類似動画サービスとの違いを尋ねられたLINE取締役 舛田 淳CSMOは、「LINEの強みはプッシュ通知。他のアプリでも同じ機能はあるが、LINEから来る通知は他のサービスより効果が高いことが分かっており、それが最大の違いだ」と自信を見せる。

 来年早々には一般ユーザーの生配信にも対応するという。生主、キャス主、YouTuberの次は……? 新たな“○○主”が生まれそうな予感だ。


LINEの既存サービスと連携して相乗効果を狙う

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