話題のLINEモバイルをレビュー!カウントフリーの効果を検証してみた!:SIM通
LINEアプリでの通信が無料になるなど、注目のMVNO「LINEモバイル」。ここでは、実際に数週間ほど利用したLINEモバイルの特徴と気になるポイントを挙げていきます。
2016年10月1日としていたサービス開始を9月21日に繰り上げた「LINEモバイル」。同グループの提供するLINEアプリでの通信が無料になるなど、注目のMVNOと言えます。
ここでは、実際に数週間ほど利用したLINEモバイルの特徴と気になるポイントを挙げていきます。
いずれのプランも「LINE」のアプリに関わる大部分の通信量をノーカウントとし、データ通信量を消費しないのが最大の特徴です。
コミュニケーションフリープランについてはTwitterとFacebookもノーカウントの対象となります。今回は、コミュニケーションフリープラン(データ通信+SMS)の3GBを契約し、LINEなどのデータ通信量が本当にノーカウントなのか、通信状態はどうなのか、そのほか気になる点を実際に利用して検証してみました。
LINE使った分の通信量は本当にタダなのか?
結果ですが、日常的に使うLINEのほぼすべての機能がノーカウントでした。タイムライン、トーク、スタンプ、動画のやり取りに関する通信はカウントされませんでした。LINEの無料通話・ビデオ通話も通信量を消費せずに利用できるので。LINEのヘビーユーザーにとっては究極のサービスと言えるのではないでしょうか。「LINE」という、国内No.1のコミュニケーションアプリを抱える同グループだからこそ実現できたプラン内容です。
Twitter、Facebookの通信量もノーカウントか?
LINEアプリだけでなくTwitterやFacebookを頻繁に利用している方にオススメなのが、TwitterとFacebookのデータ通信もノーカウントになる「コミュニケーションフリープラン」です。こちらもLINE、Twitter、Facebookを使って対象の通信がノーカウントかを調査。今回は、使用したスマホ(Android)の設定項目から、アプリごとの通信量とLINEモバイルのデータ残量確認との差を計測して判断することにし、TwitterやFacebookが提供する純正アプリでテストしました。
結果、実際にノーカウントだったのは、Twitterのタイムラインの閲覧と投稿(画像も含む)。Facebookもタイムラインの閲覧と投稿と同様の結果に。タイムラインに出てくる動画タイプの広告もノーカウントでした。しかし、ライブ配信中の動画やURLリンクをタッチした先の通信(ブラウザ)などは通常通りデータ通信量がカウントされました。この点についてはLINEモバイルのサイトに掲載してある内容どおりでした。
通信速度はどうか?LINEモバイルの気になるポイントまとめ
ここでは皆さんが知りたそうなLINEモバイルの気になる点を挙げていきます。まず、通信速度はどうなのでしょうか。平日昼間に乗った電車の車内で、移動中に計測した速度は下り55Mbps、上り30Mbpsと高速でした。ただ、ユーザーがまだ少ないため、この速さはあまり参考にならないかもしれません。
最低利用期間については、データ通信専用SIMの場合は設定されておらず、音声通話SIMの契約時では1年間の縛りがあります。途中解約違約金は9,800円です。また面白いことに、LINEモバイルを利用すると、データ通信専用SIMでもLINEアプリの「年齢確認」が可能になります。本来、LINEアプリはドコモ、au、ソフトバンクのキャリアSIMを挿したときにしか年齢確認ができませんが、グループのLINEモバイルではそれが可能になっています。
話題のポケモンGOはどうなんでしょうか?LINE、Twitter、Facebookがノーカウントで使えるのなら、ポケモンGOの通信もノーカウントにしてくれよ!と思うかもしれませんが、残念ながらポケモンGOの通信はカウントします。現在、LINE、Facebook、Twitter以外についてはカウントフリー機能は非対応です。近い将来には「LINE MUSIC」が対象に加わるので、もし、別のアプリが対応するのであれば、この後になることでしょう。発表会では「進化する」ということを明言されているので、これからの動きに注目です。
(文:アスカ)
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