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ドコモがバーコード決済「d払い」に取り組む理由/「緊急速報」を受信できないSIMフリースマホ なぜ?Mobile Weekly Top10

NTTドコモが4月にバーコードを使った決済「d払い」を始めます。なぜ今、ドコモはバーコード決済を始めるのでしょうか?

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年3月5日から3月11日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。


NTTドコモが4月に開始する予定の「d払い」

 1位を獲得した「iDやdカードを抱えるドコモがなぜ『d払い』を提供するのか?」は、NTTドコモが4月からサービスを開始する予定の「d払い」について、その狙いを同社の前田義晃執行役員にインタビューした記事です。

 この記事にもある通り、ドコモはFeliCa(おサイフケータイ)を利用した決済プラットフォーム「iD」と、自社発行のクレジットカード「dカード(旧:DCMX)」をすでに保有しています。そこに、バーコードを使った決済を加えようというわけですが、「なんで既にあるものを活用しないのか?」という疑問がないわけではありません。

 しかし、バーコードを使った決済は加盟店(使われる側)、利用者(使う側)双方に伸びしろがある市場と言われており、現にドコモを含む複数の企業が熱心に取り組んでいます

 今後、どこまでバーコード決済が伸びるのでしょうか。注目したいところです。


「緊急地震速報」と「津波警報」以外はキャリアごとに定義が異なる

 ランキング6位の「SIMフリースマホは『緊急速報』を受信できない? その原因と対策」は、SIMロックフリースマートフォンで緊急速報メール(エリアメール)を受信できない事情と、今後の展開についてまとめた記事です。

 スマートフォンでの緊急速報メールの受信は、「ネットワーク」と「端末」に依存しています。この点についてはおよそ2年前の「格安SIM Q&A」でも触れた通りです。

 Android 8.1(厳密にはAndroid 8.1.0_r9)では、国内キャリアの緊急速報メールの「メッセージID(メッセージ内容を示すコード)」を識別するための情報がソースコード(大本のプログラム)に盛り込まれました。これにより、SIMロックフリースマホでも緊急速報メールへの対応が容易になりました。

 しかし、ランクインした記事にもある通り、新ソースコードを含むOSにバージョンアップするかどうかは端末メーカー次第ですし、新OSにするとしても、そのソースコードを取り入れるかどうかも端末メーカー次第です。

 今後、Android 8.1以降を搭載するSIMロックフリースマホが、どのくらいのレベル感で国内の緊急速報メールに対応するかどうか、見守りたい次第です。

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