第1回 タッチパネルで何ができる? できない?:最新ケータイ徹底比較(NTTドコモ 2008年冬モデル編)(2/2 ページ)
2008年冬モデルからタッチパネル対応機種が増えたドコモ端末だが、肝心の使い勝手はどうなのか。比較レビューの第1回では、タッチパネルの基本事項として、タッチで「できること」「できないこと」を調べた。
対応機能:閉じたままタッチ操作できる機能は?
iPhone 3Gや「PRADA Phone by LG」など全面タッチパネルのケータイは、(当たり前だが)タッチパネルですべての操作ができるが、タッチパネルと物理キーを搭載するドコモの5機種ではどうか。ケータイでよく使う機能や操作ごとに、下記の表にまとめた。
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F-01AとSH-03Aは、タッチで操作できる機能は基本的に、ディスプレイを表にして閉じたビュワースタイルから呼び出せる機能に限られる。ただしF-01Aは、フルブラウザの検索ボックスでの文字入力や暗証番号入力は、専用のソフトウェアキーボードを使って閉じたままできる。また、SH-03Aもタッチ操作で暗証番号を入力できる。
F-03Aは「縦画面ではタッチセレクター」「横画面ではタッチパネル」という使い分けで操作をする。したがって、ミュージックプレーヤーやiモード、スケジューラーなど縦画面でのみ表示できる機能は、タッチセレクターでは操作できるが、タッチセレクター以外に触れて操作することはできない。
SH-04Aは、表に列記した項目はすべてタッチで操作できる。SH-04Aは素早い文字入力に適したQWERTYキーを搭載しているが、閉じたままでも文字入力を含む一通りの操作はこなせる。N-01Aも文字入力以外はタッチで操作でき、SH-04Aに次いで幅広い操作に対応している。
F-03Aは閉じたまま文字入力はできないが、「返信」を押すと「了解です」「後で連絡します」といった言葉を入力する「クイック返信」が可能。F-01Aはメール受信時のみ、ビュワースタイルでもメールを閲覧できるが、文字入力はもちろんクイック返信もできない。N-01Aはクイック返信に対応しておらず、メールの返信をするにはシェアスタイルかコミュニケーションスタイルにしてダイヤルキーを表示させる必要がある。
本体を閉じた状態で着信した場合、F-01A、F-03A、N-01A、SH-04Aはディスプレイを触って応答できる(F-01Aはビュワースタイル時のみ)。SH-03Aは閉じたままでは応答できない。新着メールを受信した場合、5機種とも閉じたままディスプレイを触って確認できる(F-01AとSH-03Aはビュワースタイル時のみ)。
次回はタッチ専用メニューやショートカット、誤操作防止など、細かいUIを中心にチェックする。
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