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「海外では展開しないの?」――日本文化と最新技術が生んだドコモのサービスと端末:Mobile World Congress 2010(2/2 ページ)
NTTドコモは、日本ならではのサービスや端末を中心に紹介し、来場者の注目を集めていた。このほか、LTE端末を用いたデモも実施していた。
NEC製のAndroid端末と、データカードを用いたLTEのデモも実施していた。Android端末は音声電話機能を持たない、MID(Mobile Internet Device)に位置づけられるモデルで、Windows PCを遠隔操作するデモを実施。「スループットが高いと遅延が少ないので素早く反応する」(説明員)。実際に遠隔操作で文字を入力してみたが、PCを操作するときと反応速度に大きな差はないと感じた。データカード端末については、(端末を挿した)ノートPCでHD動画をストリーミング再生。通信速度は「数十Mbpsを記録した」(説明員)という。
ドコモは2010年中にLTEの商用サービスを開始する予定だが、まずはデータ端末から導入し、音声サービスは当面のところは既存の3G回線を利用する。
このほか、CEATEC JAPAN 2009でも披露した、目の動きでモバイル端末を操作できるイヤフォンも展示(詳細はこちらの記事を参照)。デモンストレーション開始と同時に、多くの来場者が集まっていた。
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