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写真で解説する「HTC Desire」(1/2 ページ)

ソフトバンクモバイルが4月下旬に発売する予定のスマートフォン「HTC Desire」は、最新のAndroid OS 2.1を搭載したモデルだ。新たなデバイスの「光学ジョイスティック」や、新UIの「HTC Sense」も採用した。

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 ソフトバンクモバイルが発表したHTC製の「HTC Desire」(X06HT)は、最新のAndroid 2.1を搭載したスマートフォンだ。2010年2月のMobile World Congress 2010で一足先にHTCが披露しており、グローバル端末として世界で同時に発売される。また、2009年11月のソフトバンクモバイル冬春モデルの発表会では、「1GHzの高速CPU(Snapdragon)、3.7インチの有機ELディスプレイを搭載したAndroid端末」として、HTC Desireの存在が示唆されていた。発売は4月下旬の予定で、4月上旬から店頭での予約受け付けを開始する。

photophoto 「HTC Desire」。ボディカラーはブラウン1色のみ

 日本向けのカスタマイズとして目に見える形で変更されたのは、日本語対応のみ。基本的な仕様や機能は海外向けのモデルと統一されている。また、iPhoneのように多言語には対応しておらず、HTC Desireで使用できる言語は日本語と英語のみ。メールサービスは、ソフトバンク同士で利用できるSMSには対応しているが、他社ケータイとのメールや添付ファイル付きのメールをやり取りできるS!メール(MMS)には対応していない。S!メールについて「今後対応することを検討しているが、対応時期は未定」(ソフトバンクモバイル)とのこと。

 料金プランはこれまでのXシリーズと同様で、パケット通信は「パケット定額フル」が適用され、月額1029円〜5985円で利用できる。iPhoneで利用できる「Wi-Fiバリュープラン(i)」「標準プライスプラン」など比較的安価なプランは現時点で提供する予定はないが、「ユーザーに使ってもらいやすい施策も検討している」(ソフトバンクモバイル)という。端末の実質負担額は2万円前後になる予定。

 本体のサイズは約60(幅)×119(高さ)×11.9(厚さ)ミリ、重さは約135グラム。ディスプレイはワイドVGAサイズ(480×800ピクセル)の3.7インチ有機ELで、静電容量式のタッチパネルに対応している。CPUは1GHzの「Snapdragon」。Android端末向けアプリを配信する「Androidマーケット」を利用できるが、「ドコモマーケット」のように、ソフトバンクモバイルが独自のマーケットを提供する予定は現時点ではない。端末にはSIMロックがかけられており、説明員によると、SIMカードを取り外した状態では利用できない。

photophoto 左側面(写真=左)と右側面(写真=右)
photophoto 上端部に電源キーと3.5ミリのイヤフォンジャック(写真=左)、下端部にmicroUSB端子がある(写真=右)
photophoto 左からHTC Desire、HT-03A、iPhone 3GS(写真=左)。裏面にはカメラとフォトライト、モノラルスピーカーを装備(写真=右)
photophoto バッテリーを外したところ。microSDスロットはバッテリーカバー内部にある。バッテリー容量は1400mAh(写真=左)。ボディ上部の窪みに爪を引っかけてカバーを外す(写真=右)
photophoto ボディ下部に4つの物理キーと光学ジョイスティックを装備している(写真=左)。左がHTC Desire、右がHT-03A(写真=右)

 Android 2.1の進化点として、複数のポイントに触れて操作をするマルチタッチに対応した。WebサイトやGoogle マップ、写真などを2本の指でつまんで縮小・拡大できるピンチイン・アウトの操作が可能。Android 1.6では非対応だった、Flash Lite 4.0を用いたWebサイトの閲覧も可能になった。このほか、Android 2.1搭載モデル向けの「Google Earth for Android」もサポートし、Google Earthでは音声検索も利用できる。

 HTC Desireオリジナルのユーザーインタフェースとして「HTC Sense」を採用しており、7つのホーム画面を切り替えて利用できる。各画面にはウィジェットやショートカットなどが設定可能。7つの画面はディスプレイや光学ジョイスティックを左右になぞると切り替わる。また、ホーム画面でピンチイン操作をすると、7つの画面がサムネイルで表示され、好きな画面に簡単にアクセスできる。

photophotophotophoto ホーム画面にはウィジェットやショートカットを設定できる。画面下部の3つのアイコンから、プログラムの呼び出しや電話発信、ショートカットやウィジェットなどの追加が可能。このユーザーインタフェースもHTC Senseの仕様だ。よく電話をかける人の写真、Gmail、天気予報などのウィジェットも設定できる。また、時計ウィジェットだけで13種類がプリセットされている
photophotophotophoto ホーム画面でピンチインをすると、7つの画面がサムネイル表示される
photophotophotophoto menuキーを押すと6つのサブメニューが表示され、設定やアプリを呼び出せる。HT-03Aのような、ホーム画面下部から上にフリックして呼び出せる“メインメニュー”はない(写真=左端)。約30種類のウィジェットがプリセットされている(写真=左中、右中、右端)
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