htc J butterfly HTL23(au)でmineoを使う:SIM通
auのネットワークを利用できる格安SIMサービスの「mineo」。今回は、mineoをauの機種で使う方法を、「htc J butterfly HTL23」を使って紹介します。
2014年6月3日にサービスを開始したケイ・オプティコムの「mineo」。auのデータ通信網を利用した格安SIMは瞬く間に話題となり、当初1つのデータプランしかなかったサービスも、8月5日より2GBと3GBの新プランの提供を開始し、人気はますますうなぎ登りとなっています。今回は、mineoをauの機種で使う方法を、auの人気スマホ「htc J butterfly HTL23」を使って紹介します。
mineoへの申込みが完了すると、約1週間ほどでSIMと登録証、そしてマニュアルがセットになって送られてきます。付属されたマニュアルを見ると設定方法が詳しく解説されていますが、htc J butterfly HTL23をはじめ一部の機種では、マニュアルに記載されている名称に若干違いがあるので注意が必要。早速、違いについて見てみましょう。
SIMカードをセットし電源をONにしたら、htc J butterfly HTL23の「設定」を開き、「モバイルデータ」→「アクセスポイント名」とタップします。
続いてmineoのAPN設定を新たにしなくてはならないので、「CPA」を選択します。
「アクセスポイントの編集」ページが表示されたら、必要項目※を入力・選択ください。htc J butterfly HTL23の場合、マニュアルに書かれている「ID」というのは「ユーザー名」にあたります。それ以外の項目については、マニュアルの通りに入力・選択していけば問題ありません。
ここまで完了したら黄色い枠で囲んだメニューボタンをタップして「保存」を選択してください。
※APN設定に必要な項目と入力内容は以下の通りです。
項目 | 入力・選択内容 |
---|---|
APN | mineo.jpと入力する |
ユーザー名 | mineo@k-opti.comと入力する |
パスワード | mineoと入力する |
認証タイプ | CHAPを選択する |
OCNやIIJなどのSIMを使ってAndroidスマホを利用している人にとっては、お馴染みの設定内容ですので、最早説明の必要はないかもしれませんが、念の為にご確認ください。
最後に先ほど入力したAPNを接続先に選択すれば設定は終了。その時の電波状況にもよりますが、およそ15秒から1分程度でAPNへの接続が完了し、mineoでのデータ通信が楽しめるようになります。
早速、SIM通のページを表示させてみたところ、ストレスのない快適な速度でWebページが表示されました。このhtc J butterfly HTL23は、キャリアアグリゲーション(以下CA無線通信の高速化)による受信時最大150Mbpsによる通信を行えるモデル。7月24日に行われた会見で、mineoはauのCAとWiMAX2+への対応が発表されています。試しにRBB TODAY SPEED TESTを使って試しにスピード計測を行ってみたところ………、
上り22.06Mbps、下り10.71Mbpsという結果になりました。数値から考えるとCAは掴めていなかったかもしれませんが、動画鑑賞を含め、快適な環境下であるということがわかります。mineoはデータ通信を利用した場合、3Gでの接続は行えず、LTE通信のみなのでやや不安もありましたが、そんな心配はまったくありませんでした。
しかし、先日発売を開始したAppleのiPhone 6、iPhone 6 Plusなど、iOS8を搭載/アップデートしたiPhone(SIMフリー、au版含む)では、利用不可であるといことがmineoを提供するケイ・オプティコムから発表されました。現在、iOS8.1以降で対応できるよう、調整しているということです。一刻も早く使えるようになって欲しいですね。
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