サイズを選べるハイスペックスマホ――写真と動画で解説する「AQUOS Xx2」「AQUOS Xx2 mini」:倍速120Hz液晶搭載(1/2 ページ)
ソフトバンクのシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS Xx2」「AQUOS Xx2 mini」は、基本スペックに共通点の多い“兄弟機”だ。その特徴を、簡単にチェックしよう。
ソフトバンクは、2015-2016年冬春モデルとして「AQUOS Xx2」を11月中旬に、「AQUOS Xx2 mini」を2016年1月中旬に発売する予定だ。「AQUOS Xx」は、シャープのソフトバンク向けフラッグシップAndroidスマートフォンブランド。両機種ともに、フラッグシップにふさわしいハイスペックさが特徴だ。
本稿では、スペック面での共通点が多い両機の特徴的な部分を、写真と動画を交えて簡単に解説する。
デザイン:「EDGEST」ボディに「ヒカリエモーション」を搭載
Xx2・Xx2 miniともに、シャープのデザイン上のアイデンティティである三辺狭額縁「EDGEST(エッジスト)」デザインを採用している。そのため、同じサイズの液晶を搭載している他社のスマホと比べると、ややコンパクトな印象を受ける。
Xx2はPurple、White、Blackの3色展開で、背面には耐傷ガラス「Corning Gorilla Glass 4」を採用し、透明感のあるボディが長続きするように工夫している。また、ソフトバンク向けのAQUOSスマホとしては初めて指紋センサーを搭載し、ロック解除に使うことができる。側面はメタルフレームとなっている。本体を握ることでスリープ解除などができる「グリップマジック」のセンサーは感圧式から近接式となり、側面に占める割合が大幅に削減されている。なお、センサーの方式が変わったことによる操作感の変化はほとんどない。強いて言うなら、軽く握っても反応しやすくなったことが変更点だろうか。
一方、Xx2 miniは、Red、White、Blue、Pink、Blackの5色展開となる。全体的にXx2よりも明るめの色展開だが、それは「より広いユーザー層をターゲットとする」(説明員)ためである。背面は、アクリル製素材で、側面もメタルフレームではない。グリップマジックのセンサーも従来と同じく感圧式となる。なお、Xx2 miniには、Xx2にはないストラップホールがある。
Xx2・Xx2 mini両機種ともに、本体底面に2つの通知用LEDが付いている。これらのLEDは「ヒカリエモーション」という愛称が付けられており、電話の着信、アプリの通知時、充電中はもちろん、「エモパー」が話しかけているときにも光るようになっている。光るシーンやパターンは端末設定から変更できる。
液晶:新開発の「倍速」IGZO液晶を搭載 よりスムーズな描画に
Xx2、Xx2 miniともに、フルHD(1080×1920ピクセル)のIGZO液晶を搭載している。サイズはXx2が5.3型、Xx2 miniが4.7型で、ここまで聞くと従来と変わりないように思える。
しかし、両者の液晶は今までのIGZO液晶とは“ひと味”違う。リフレッシュレート(1秒あたりの画面書き換え回数)が従来の2倍となる120Hz(120回/秒)の「ハイスピードIGZO」になっているのだ。
ハイスピードIGZOのような「倍速液晶」のメリットは、画面のスクロール・拡大・縮小時や、動きの激しい動画の視聴時に体感できる。肉眼で実際に見比べると、その差は思う以上に大きい。下に用意した比較動画からも、Xx2の描画のスムーズさは感じ取れるはずだ。
だが、リフレッシュレートが倍になるということは、その分消費電力も増加してしまうことも事実だ。しかし、昨今のIGZO液晶と同様に1Hz単位でリフレッシュレートを調整して消費電力を節減する「液晶アイドリングストップ」によって、その増加量を抑制している。また、アプリ単位で倍速駆動の有効/無効を切り替えることもできるようになっている。
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ソフトバンクは、シャープ製の新型Androidスマートフォン「AQUOS Xx2 mini」をソフトバンクブランドで発売する。コンパクトボディのスマホながら、スペック面での妥協が少ないことが特徴だ。