Samsungの新プロセッサ「Exynos 9 Series(9810)」は「Face ID」似の機能も搭載
Samsungが「Galaxy S9」(仮)などに搭載するとみられる次世代プロセッサ「Exynos 9 Series(9810)」を発表した。深層学習による画像処理機能で、顔認識での端末のロック解除が可能だ。
韓国Samsung Electronicsは1月4日(現地時間)、次世代プロセッサ「Exynos 9 Series(9810)」(以下、Exynos 9810)を発表した。9日から開催のCES 2018で披露する。スマートフォンの他、PCや自動車での採用を見込む。
同社の第3世代のカスタムCPU(2.9GHz×4)とCortexの1.9GHz×4の8コアで、GPUはARM Mali-G72、LTEモデムは下り1.2Gbps、上り200Mbpsをサポート、ディスプレイの解像度としてはWQUXGAなら3840×2400ピクセル、4K UHDなら4096×2160ピクセルをサポートする。
深層学習による画像処理機能で、顔認識での端末のロック解除が可能という。米AppleのiPhone X搭載の「Face ID」のような機能を同社のスマートフォンでも使えるようになりそうだ。またSamsungは「プロセッサには、顔、虹彩、指紋情報などの個人データを保護するためのセキュリティ処理ユニットを搭載する」と説明する。
また、専用の画像処理とMFC(マルチフォーマットコーデック)により、UHDレベルの解像度での安定した画像/動画撮影が可能という。最大120fpsのUHD解像度での動画撮影/再生をサポートする。
Exynos 9810は既に量産に入っているという。まずはCES 2018で発表されると見られる次期Galaxy Sシリーズに搭載されるだろう。
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