今日から始めるデジカメ撮影術
第91回 スポーツとタイミングの関係(1/3 ページ)
久しぶりにスポーツものである。寒い冬に身体を動かして暖まる人々ということで、フットサル。今回はコンパクトデジカメと一眼レフで撮り比べてみた。
コンパクトデジカメは予測が大事
スポーツ撮影というと望遠カメラってイメージがあるけれども、身近なスポーツならそんなものはいらない。普通に3倍ズームのコンパクトデジカメでも十分撮れる。
フルコートのサッカーやグラウンドが広い野球で外野手を撮る、あるいは観客席から撮るとなると超望遠レンズを備えていないと難しいが、もっと気楽に、身近な運動を撮るのなら普通の3倍ズームの方がいい。むしろ近距離で望遠を使うと、動きを追いかけそこねて「顔が写らない~」とか「ピントがあわない~」というハメになりがち。
そもそもカメラを意識しないで身体を動かしてる姿って、それだけで躍動感があって面白い。動いているところを捉えよう。小さく写りすぎたら後で「トリミングしちゃえばOK」というくらいの気持ちでいい。
コンパクトデジカメで動いてる人を撮るときのコツは2つ。ひとつはピント。スポーツだと顔認識なんてしてる余裕はないので(そもそも、カメラの方を向いてくれないし)大変である。かといって、ピントがあわないうちに無理矢理シャッターを押すとピンボケ写真になったりするので、半押しでピントをあわせてからタイミングを見計らって撮影する、という手順を踏みたい。
ではどうするか。左から右、右から左へ動いている人を撮るときはカメラとの距離がさほど変わらないので速めにピントあわせだけしておいて、待つべし。
幸い、コンパクトデジカメは被写界深度が深い(つまり、手前から奥まで広い範囲にピントがあうので、多少ピント位置が前後してもOK)製品が多いため、この方法で結構撮れる。ドリブル中なんか狙い目だ。
動いている被写体が相手だとピントが背景にあっちゃうことがある。
それにも注意したい。例えば、同じ方向に手前の被写体(人間)と背景が混在してると間違って背景にあいやすいので、地面などピントが極端に前後しない場所の目印で一度ピントをあわせておくなんてのがいい。
ついついボールを中心に追っちゃうと、こんな風に、ボールは真ん中にあるけど顔が切れちゃった、って写真になる。これは写真として不自然な上に、なんとなく不吉。
そうならないよう、ボールが下に来るよう気をつける。もしAFポイントを自分でセットできるデジカメなら、あらかじめ画面の下の方にAFポイントをおいておき、そこでボールを追いかける感じにするとピントもボールにあいやすいし、おかしな構図になりづらくなる。あとはいざとなったら広角で撮っちゃえ、と。
もうひとつの注意点はシャッタースピードを速くすること。晴れているからといって油断してはいけない。ヘンに晴れているとカメラの方であれこれ調整してシャッタースピードが遅くしていることがある。
シャッタースピードは「絞り」や「ISO感度」と密接な関係を持ってるんだけど、小型のコンパクトデジカメは絞りが「2段階切り替え式」のものが多く、その場合、「開いてるか絞ってるか」しか状態がないのだ。で、あまりに晴れてるとカメラ側が絞っちゃうため、シャッタースピードがガクっと遅くなる。
今回は好天に恵まれなかったためいいサンプルがないけれども、シャッタースピードには常に注意しよう。晴れてるのに意外に遅いときは、高感度モードやスポーツモード(大抵の機種ではこれにするとシャッタースピードを速めに保つようにしてくれる)にするといい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
8
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
9
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
10
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR