「漫画村」元運営に約17億円の損害賠償金確定 KADOKAWA、集英社、小学館による民事訴訟で

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は7月30日、海賊版サイト「漫画村」の元運営者に対し、KADOKAWAと集英社、小学館が起こした民事訴訟の判決が確定したと報告した。

ACCSの発表文

 2022年7月にKADOKAWA、集英社、小学館が19億円以上の損害賠償を求めて民事訴訟を起こしていたもので、今年の4月18日に東京地方裁判所は17億3664万2277円の損害賠償金の支払いを命じる判決を言い渡した。7月8日付の控訴状却下命令により、判決が確定した。

 ACCSは4月の判決について「海賊版サイトの運営に対して民事上の責任が生じることが示されたことは、同種事犯防止の観点から当然の判決。権利者は海賊版サイトを通じて対価を全く得ることはできない」として、改めて「海賊版サイトにアクセスしない」「海賊版サイトを利用しない」よう呼び掛けている。

 漫画村は、漫画や雑誌、写真集などの海賊版を掲載していたサイトで、最盛期には月間アクセス数が1億回に迫ったとみられている。運営者と共犯者は19年に逮捕され、21年6月までに有罪判決が確定している。

KADOKAWA、集英社、小学館は海賊版のアクセス数とコミックスの売価から被害額をそれぞれ推定し、19億円以上の損害賠償を求めて訴訟を起こした(22年7月の報道資料より)
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