荻窪圭のデジカメレビュープラス
去年の2倍以上! SDカード“高騰”時代だから知っておきたい無駄のない製品の選び方(3/4 ページ)
UHS-IIのメディアを使うにはカメラがUHS-IIに対応してなきゃいけない。そうじゃないと、高速転送用の端子は使えず、単にUHS-Iのメディアとして使われることになる。高いカードにした意味がない。
現行のミドルクラス以上の機種ならたいてい対応してるけど、エントリーモデル(例えば富士フイルムの『X-M5』やキヤノンの『EOS R100』)や一部のコンパクト機(リコーの『GR IV』やパナソニックの『TX3』など)などUHS-IIに未対応のカメラもある。
では、カメラがUHS-II対応なら、高価なSDカードにすべきかというとそうでもない。
一度に大量のデータを書き込むような撮影……例えばRAW+JPEGで秒20コマの超高速連写を行うとか、4K/60fpsで高画質な動画を撮るとか、そういう高速な書き込みが必要だったり、高速に書き込んでくれないとストレスが溜まるような用途にはおすすめできるが、ほとんどの人はそこまでガチな撮影はしないだろう。
ただ、高速なメディアのメリットはもう一つある。
PCへのデータ転送が速いのだ。
ほとんどの人は撮影したデータをPCに転送してそこで処理をするわけだが(そうだよね?)、大量に撮影すると転送に時間がかかってしまうけど、このとき、PC側のカードスロットがUHS-IIに対応していれば(あるいはUHS-II対応のカードリーダーでUSB 3.0以上でつながっていれば)その分高速に取り込める。
ともあれ、個人的な見解として、4K動画をガシガシ撮る人やRAW+JPEGで連写しまくる人、毎回大量に撮影するのでPCへの転送時間を少しでも短くしたい人じゃない限りはUHS-Iで十分、って結論です。
UHS-Iの中でも速度に差はあるけれども、よほど連写しない限りはさほど気にしなくていいかな。気になるなら「スピードクラス」ってのがあって、コップに数字が書いてあるようなアイコンの「1」より「3」を選んだ方がいいくらいか。
これはビデオ撮影用に「最低書込み速度」を補償するためのものだ。
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