ガラケー型トイカメラで“平成にやり残したこと”に挑戦できるらしい(1/2 ページ)

 いまや日本の玩具業界は大人が支えているといって過言ではない。子供の頃から好きだったトレカやアニメ、欲しくても買えなかった玩具やゲームを、大人になってから買い求める人が増えた。日本玩具協会によると2025年の国内玩具市場規模は1兆1664億円と10年前の約1.45倍に拡大したが、同じ10年間で15歳未満人口は約14%減っているという。

日本国内の玩具市場規模と15歳未満人口の推移|出典・日本玩具協会

 先週、東京ビッグサイトで開催された「TOKYOおもちゃショー2026」(8月27〜30日)でも、指輪型になった「たまごっち」令和に復活した「スーパーカー自転車」など、ノスタルジーを感じる大人向けの商品が豊富だった。そんな中で目を引いたのが、平成レトロなガラケー型トイカメラ「EmoFlip」だ。

ガラケー型トイカメラ「EmoFlip」

 展示していたのは、玩具やキャラクターグッズの企画から製造販売を手掛けるリリック(東京都台東区)のブース。商品を手に取ると、横にいた説明員の女性が「ガラケーのカメラが、今エモいんです」と切り出した。

 EmoFlipは、二つ折り携帯電話(通称:パカパカ携帯)をモチーフにしたカメラだ。2.4型液晶パネルを搭載し、インカメラ/アウトカメラはどちらも100万画素。内部ストレージに約30枚の写真を保存できる他、MicroSDカードで拡張もできる。

 「パカッと開いて、画面を見ながら構えて撮る。スマートフォンとは違う一連の動作もこのカメラならではの楽しさです」。

メニュー画面。タイマーやアラームも搭載

 操作は方向キーで行う。20種類のフォトフレームには、ハートやリボン、豹柄といった当時の定番に加え、セピア調やモノクロなどノスタルジックなものも揃えた。AVIフォーマットの動画撮影も可能だという。

 他にアラームやタイマー、音楽再生の機能もあるが、イヤフォンジャックなどは備えておらず、音楽は本体内蔵のスピーカーで聞くことになる。

遠慮なくデコって

 ブースには派手なストラップをたくさん付け、ラインストーンやアクリルビーズで“デコ”られたEmoFlipがいくつも並んでいた。平成当時の使い方を再現したものかと思ったが、実はカスタマイズのサンプルとして展示したのだという。

 「携帯電話は高価で、日常的に持ち歩くものです。このため当時はデコってみたいけれど、様々な事情でできない人が大勢いました。でもEmoFlipは7700円で、今はスマホもありますので遠慮なくデコれます」。

 さらには「欲しいのはカメラではなくて、“あの頃っぽい空気”なんです」とも。エモい写真が撮れるだけではなく、やりたくてもできなかったことまで楽しめるトイカメラは、平成の時代を生きた多くの人の心に響くのかもしれない。

 EmoFlipは9月18日に発売予定だが、8月27日に始めた先行予約により、わずか2日で初回予約分が完売してしまった。このため同社は、期間限定で追加の受注販売を行っている。受付期間は9月3日までなので、欲しい方は「楽天リリックトイショップ」へどうぞ。なお受付は先着順ではないという。

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