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KNOPPIXを教育機関向けにカスタマイズするサービス

» 2004年03月15日 19時08分 公開
[ITmedia]

 アルファシステムズは3月15日、1CD Linux「KNOPPIX 日本語版」を、教育機関向けにカスタマイズして提供するサービスを始めた。

 KNOPPIXはCD-ROMブートが可能なLinux。産業技術総合研究所(産総研)が日本語化メンテナンスを進めており、同社は産総研から技術移転機関を通じてカスタマイズに関するノウハウの実施権を取得。市場調査や関連ノウハウの蓄積を経て、本格的にカスタマイズサービスに乗り出す。

 新サービスでは、教育機関のニーズに合わせるためのコンサルティングから実際のカスタマイズ、CD-ROMプレス代行まで一貫して手掛ける。プログラム言語学習用に無償の開発環境を追加したり、要望に応じて「Wnn7」など有償ソフトも組み込み可能。独自の学習教材やシラバスなども収録できる。学生が授業に必要なソフトしか起動できないようにする機能も用意した。

 既に産総研、東北学院大学と共同で同大専用の「KNOPPIX-Edu」を開発している(関連記事を参照)。今後、教育現場で求められる機能拡張も行っていく。例えば複数の生徒の画面を1台のマシンで監視し、必要に応じて制御するといった管理機能などを追加する予定。

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