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1位 | 「PlayStation6」の恥ずかしさ | ||
2位 | IEを滅ぼすスーパーブラウザ | ||
3位 | MP3のID3タグに潜むMac OS Xウイルスが見つかる | ||
4位 | IntelとAMDの64ビットx86技術は「100%近い互換性」との報告書 | ||
5位 | 「Winamp」に危険度“高”の脆弱性 | ||
6位 | AMDとIntelの64ビット技術、わずかな差異が物語る両社の冷戦関係 | ||
7位 | 憧れのハリウッドと同じ悩みを抱えるゲーム産業 | ||
8位 | “5倍速”MOドライブはダメ――公取委がバッファローに警告 | ||
9位 | ソニー、HDD&DVDレコーダーでムーブに対応へ | ||
10位 | MS、初のオープンソースソフトをリリース |
「IEを滅ぼすスーパーブラウザ」の記事が金曜日掲載にもかかわらず2位に入った。
さてそれは一体どんなブラウザか? 同記事の翻訳担当者が早速インストールしてみたところ、「Sleipnirと何が違うのか分からない」と困惑。掲載後、さらに読者から以下のようなご指摘を頂いた。
「MyIE2はIEコンポーネントのタブブラウザだと聞きました。MyIE2の素晴らしさを紹介する記事だとは分かっていますが、『IEを滅ぼす』は言い過ぎではないでしょうか。IEが滅びたらMyIE2も滅びます」(強調は編集部)。
そう、IEを滅ぼすというこのスーパーブラウザ、実はSleipnirやLunascapeなどと同様のIEラッパー。IEのエンジンを利用しつつ、より使いやすいようにユーザーインタフェースや機能を改良・追加したものだ。
そもそも「MyIE2」という名前自体からして「IEをオレ流にカスタマイズして便利に使おうぜ」という雰囲気がありあり。普通は気付きそうなものだが、元記事の筆者は「Microsoftが危ない! Internet Explorerが滅びる」と意気軒昂。もちろんMyIE2が普及すればするほど、WebブラウザエンジンとしてのIEは滅びるどころかますます繁栄する計算になる。
上記のような優れたIEラッパーが普及している日本ではちょっと考えにくいが、さすがというか、堂々と勘違いを主張した上で「明日はWindowsだぞ」とアクロバット的にWindowsの独占問題につなげてしまうところはいかにもアメリカ的──という、Microsoftを好きなんだか嫌いなんだかどうもよく分からない、一般的なアメリカ人の屈折した心境を垣間見ることができる記事、ということでご理解頂けないでしょうか……。
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